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簡単に言いますと

じゅうばこさん

かなり過激に色づけした代弁ありがとよ。(笑)
いや、このくらい言った方がわかりやすいのかもしれないね。

今さら結婚してるのと独身と、どっちが不利か大変かなどと不毛な比較はしたくありません。
ただ、目には目を、単純には単純をで、こちらも「夫婦二人で私と同じぐらいの年金をもらってる人」をただもう普通に想定すると、夫婦が同じように仕事をしていて、それぞれの年金もあるというような場合は別として、一人分の年金だけで私と同じ金額をもらってて二人で生活しなきゃいけない場合、一人分が二分の一しかないと言ってしまえるほど、話は単純じゃない。

たとえば今私は、朝から家の掃除をし洗濯をし食事を作り猫のトイレを片づけ、分別ごみを出し燃えるごみを出し雨樋の修理をし庭の草木を刈り込み町内会の奉仕作業に出て市役所や職場への各種の届け出をし郵便物を仕分けて返事を出しメールチェックをし税金や保険や各種の書類を書いて投函し家の手入れや家電の購入で業者と交渉し家に業者が来れば待機して時にはお茶も出し盆暮れの挨拶や冠婚葬祭への出席や日常の買い物をしています。(まだあった気もするけどね、多すぎて忘れた。)

この中で金を使えば業者に頼めるものもあります。草木の剪定とか家の掃除とか粗大ごみの廃棄とか。でもそれはあっという間に数万かかる。だから自分でやるしかない。
別にその仕事自体はどれもいやじゃないからかまわない。でも時間は確実に食います。

配偶者にもいろいろあって、浪費癖のある人やとても病弱な人やひたすら怠惰な人もいるから、いれば上記の仕事のいくつかはしてもらえると限ったもんでもないけど、でもまったく何もしてくれなくて収入もゼロの配偶者ってそうそういますかね?

だったらもう私も露骨に細かく言い返すけど、草刈りしてくれたら2万円、掃除や洗濯してくれたら家政婦さんの相場なら5万円、町内会の奉仕作業に出席してくれたら欠席料数千円、各種書類のチェックや記入や関係法律の検討や業者との交渉をプロの司法書士や弁護士に頼んだら数万円がきっと助かっています。(笑)

それは職場にいた時からそうだったわけで、奥さんか夫が働きに出ず収入ゼロで家をまもっている場合は、その分、家事や育児で働く人の環境を支えていてくれたわけです。ゆきうさぎさんが親のところに帰りたくない家族の心境を語ってくれていたけど、散らかりつくして床もざらざらの家に帰って、猫の小便のしみついたふとんで寝なくちゃならない日常は、収入を全部自分で使える独身貴族の優雅さなんかとはほど遠い。自宅に帰りたくないから、つい外食もし、贅沢な買い物もするの。

そういう人生を選び、そういう人生から生まれる成果と老後にかけたのだから、文句は言わない、不満もない。配偶者が仕事をしないで家事で相手を支えている場合だって、理想的に機能してる場合もあれば、「自分の生き甲斐がみつからない、社会に出たい」と欲求不満になる人もいれば、「相手が家事をして支えてつくす分、自分の人生までかけてこっちの将来に期待するのが重い」と苦しむ人もいるでしょう。だいたい家族がこれだけいろいろあったら、離婚して慰謝料に苦しむ人も、養育費がもらえなくて困ってる人もいるだろうし、それこそどの家庭にも、それぞれの苦労がある。

だけど、だからこそ、「一人はいいね、二人でその収入じゃ大変」という単純計算はしてほしくない。仕事している間だって、それでどれだけぶちきれそうになったかしれないんだから。
そういうことを言う人って逆に言えば、仕事をしてない配偶者の現金じゃない労働としての家庭への貢献を、まったく計算できない感じてない人なんだなっていつも思ったもんだけど。

まだいろいろあるんだけど、もういいや。

ひとつだけ言っておくと、私は不満はないんですよ。食べるものなくても、着るものなくても。猫の顔見てたら一日だってひまつぶしできるし。あんなぜいたくな遊び道具があるものかと思う。雀が絶滅しかかってるって話もあるけど、猫なんてあんなきれいな毛皮でふわふわで、どんな精密なロボットより精巧な動きをする貴重な動物がざらに、そのへん歩いてるなんて、まったくすごい恵まれた星に住んでると思う。

ただ、さしあたり、やりかけた仕事があるし、それは仕事仲間や後の人のためにも、きちんと終わらしておきたい。そのための経済的保障があるかどうかということが、今は一番気になるのです。

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カツジ猫