羽根ぶとん
◎アメリカがパレスチナの参加に抗議?して、ユネスコへの援助を凍結したというので、心配になって、最近ずっと買っていなかったユネスコの絵はがきやシールをまた買おうかなと思っている私です。(笑)
◎ついでにもうひとつ時事問題。TPPの参加については、まだ一向にちゃんと議論がされていないこと、それでも参加の方向で進んで行きそうなことがいやですね。それにつけても、農業をがんばっている若い人も多かっただろう東北が、今回の震災で大きな被害を受けたのは、この問題に関しての反対を唱える人たちが、忙しかったり大変だったりでなかなか対応できないだろうから、まずいだろうなと思っていたら、朝のワイドショーで、東北の復興にTPPが打撃だという報道がされていて、ますます暗澹としました。
コメンテーターの多くが、それでもTPP参加に前向きなようでしたが、そもそも「日本の農業が行き詰まり、高齢化しているから、この機会に考えるためにもTPP参加を」「このままでは、だめになるから、海外に開いて競争力を」などという言い方は、論理的にまちがってませんかね。
私はTPPについてまだ何の勉強もしていませんが、それでも、こんな話の持って行き方を見ただけで、もう推進派にくみする気には、到底なれないんですが。
多分、農業の側から見れば、そこまで行きづまるほど、政府も国民も無策で農業を冷遇してきたから、後継者も生まれず行きづまっていたわけで、それをまず何とかするために、まず海外と競わせようって、どう考えてもただ理屈だけでも破綻していませんか。
瀕死の病人に、公園に行ってジョギングしようと言っているようなものでしょう。
なぜ行きづまっているのかを、十分に考え、市場開放するなら、それに耐える競争力をまずつけて、それからでしょう。まったくもう、何を言っているんだか。
まあしかし、そうでもしなければ手のつけようもないほど、農家か農業か農民の世界がふみこめない力を持っていたのかもしれないし、保守政党の支持層として大きな存在だったこともふくめて、あるべき変化を拒んできたという結果なのかもしれませんが、それならなおのこと、この図式は不毛です。
◎家の増築の工事が始まるので、大工さんたちを泊めるふとんを借りてきて押し入れに入れたら、いっぱいになって、しかたがないから、まだ出していなかった羽根ぶとんをベッドの上にかけたら、よっぽど気持ちがいいのか、シナモン猫もカツジ猫も、ふとんに沈みこんで寝こけています。けんかをするのも忘れたようで、よっぽど気持ちがいいんでしょう。(笑)