蜘蛛さんの消息
プロ野球の日本シリーズでは、オリックスとスワローズが血みどろの戦いみたいな延長戦をやっている。沖縄の那覇市長選挙では、どうやら翁長さんが負けそうだ。
私の方はゆうべ冷蔵庫の整理をかねて、ぶり大根や牛肉と野菜の煮込みなどを一気に作り、味はまあまあだったが、今日一日で食べあげてしまった。夏のそうめんを食べるのに使ったつゆが余りまくっているので、それで味付けしたからか少し辛めだったが、ぶりそのものは、ふわりとやわらかないい味で、なかなか悪くなかったな。冷蔵庫はすかすかになったが、さんまを一匹買ってあるので、明日はあれを焼いて食べよう。でも、そう言えば何となく、そうめんも食べてみたくなったじゃないか。
庭の方も少し草取りにはげんで、前よりは見よくなった。今朝は伸びすぎて枯れていた南天の木をノコギリで途中から切った。下の方は盛んに葉が茂って元気だから心配あるまい。うまく赤い実がついたら正月の飾りに使えるぞ。
その前にクリスマスもあるなあ。私の母は何とクリスマスに亡くなったので、命日を忘れなくていい。毎年クリスマスカードを買って母へのメッセージを書くことにしている。毎年買っていた、うさぎが空を飛ぶサンタの馬車を見上げてる青と白と銀のきれいな絵柄のシリーズが、去年あたりからなくなったので、今年はにぎやかな家の中でパーティーをしてるのを、外からうさぎがながめてる楽しげなカードにした。母もそろそろ、そういうのが見たいだろう。
そう言えばこれもさあ、去年のクリスマスに近くのスーパーで適当に買った小さなポインセチアの鉢を、外では枯れると聞いて暖かい家の中にずっと入れていたら、いつのまにかじわりじわりと大きくなって、とてもポインセチアとは見えない。そう言えば庭に出している鉢のヒイラギも、じわっと育って鉢にあふれそうになっている。どうしたらいいんだろうね。まあポインセチアは、どんな風にして、あの赤い花の姿になるのか見られるかもしれないのが楽しみではある。
校正作業がどれだけやってもきりがないので、一応これで区切りをつけて、集中講義の準備に体制を切り替えることにした。日本文学史だが、今回はこれまであまり話さなかった和歌についても講義したいと思ってるのだが、難しいかしら。
しかしこうもだんだん寒くなってくると、いつぞやうちの前庭から割りばしではさんで道路の向こうの藪に移動させた縞模様の蜘蛛さんは、ちゃんと生きているのか心配になってときどき見に行っている。同じような蜘蛛たちが、藪のあちこちに巣をかけているので、あそこでも生きてはいけそうだと安心したが、うちにいた蜘蛛はいなかった気がする。皆、もっと小さめだった。それとも場所がちがったら、大きさの感じもちがうのだろうか。
こんなしょうもないことばかり書いている内に日本シリーズは12回の表に入っていて、これで負けたら、負けたチームはいやだろうなあ。そして私は昨日予告したいろんな記事をひとつも書けていないじゃないか。うー。明日はもうちょっと実のある話を書くことにしよう。