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見よ、飛行機の高く飛べるを

じゅうばこさん

女子学生ものでまっ先に思い出すのは、市民劇場で見た「見よ、飛行機の高く飛べるを」かなあ。まっすぐで、いちずで、せつなかった。特にラストが。

老人の方じゃ、これもお芝居で見た、村田喜代子の「蕨野行」を思い出す。友だちがくれた雑誌で読んだ「デンデレ」というのも似た話だった。

あくまでも理想だけど、私は人を殺すとかとても悪いことをしていて、でもまるで誰にもそれを気づかせない、かよわい、無邪気な、弱弱しい感じの婆さんになりたいな~。にこにこ笑って、ちょっとぼけてて、ビスケットとか焼いてるような、でも実はすっごいワルな婆あで地下室に機関銃とか持ってるような。(笑)

今日、よく行く花屋さんでお茶をごちそうになりました。カツジの話になって、私がやつを後ろから抱いて、両前足をつかんで「たかのつめ~」とか、あおむきに抱いて上半身をさかさまにして「イナバウア~」とか、首の回りのもしゃもしゃ長い毛をさかだてて貴族のカラーのようにして「エリザベス~」とか言って遊んでる話をすると、オーナーの女性は笑いこけたあと、「カツジは絶対、先生のことキライですよ」「私がカツジでもキライだもん」と断言してくれました。
そう言えば、そんなことは決してしない、優しい院生の彼女は私がそんなことをするたびに、一瞬「あっ・・・」と息をのんでるからなあ。(笑)

「でもさ、別にやつはいやがらないよ」と私が言うとオーナーの女性は「この人に捨てられたらもうおしまい、と思ってがまんしてるだけです」と、これまた断言しました。
そうなの、カツジ?

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カツジ猫