誘惑が多すぎて

原稿が仕上がりそうで仕上がらないので、イライラ悶々としてしまう。というよりも誘惑が多すぎるんだよねえ。今日はそこそこお天気もいいから、ぶらぶら歩いて、いつものお店に行って、初めてカルボナーラを注文したら、これがなかなかおいしかったし、庭ではもうユキヤナギが咲くことを決めたらしくて、ちらほら花をつけてるし。

DVDで借りてきた海外ドラマの「ブル」は、そこそこ面白いし。これって、主役のブルさんが有能でスーパーマンで、水戸黄門なみに敗北もしないし苦悩もしない、ある意味昔ながらのヒーローもので、これは私の好みなんだけど、製作スタッフはマンネリにならないように工夫が大変だろうと思う。でも今のところはうまくやってる。

日曜に毎日新聞が載せるナンバークロスのクイズについはまってしまって、とうとう本屋で本まで買ってしまったし。いっさいヒントがなくて、語彙だけで勝負するというのが、なんか私の性に合う。
もっとも最近、毎日新聞が、スポーツ欄が多すぎると思っていた上に今度はクイズのページがどんどん増えてきて、いいのかとちょっと心配ではあるんだよね。その一方で松尾貴史の骨太なコラムなんかは附録の方に押しやるし、いろいろ自殺行為じゃないの。
と言いつつ、クイズにはまってる私も何だかなあ。

今朝は猫のカツジが玄関から出たそうにしたので、抱えて、上の家に連れて行ってみた。亡くなったグレイス猫の痕跡はすっかり消したはずなのに、カツジはベッドの上やテーブルの上をふんふん嗅ぎ回って点検し、緊張のおももちでしっぽを二倍ぐらいにふくらませ、家中を探検して喜ぶと思っていたのに、ベッドの上から動かないで、うずくまって、うーうーと見えない敵に向かってうなってた。ほんとにもう、気の小さいやつ。早々に抱いて連れ戻したが、夜にグレイスの残した病院食のかんづめをひとつ開けて食べさせたら、ものすごく喜んで食べまくっていた。

夕方、いつもの花屋さんに行ったとき、カツジの緊張ぶりを話したら大いに受けて「期待を裏切りませんね」とほめられた。

最近キウイの話をここで書いていたら、叔母夫婦のお供でニュージーランドに旅行した時に買った、キウイの絵葉書が出てきた。こうまでキウイに出てこられると、何だかだんだんネットで見た、あのぬいぐるみを買いたくなるから恐ろしい。いや絶対買わんけど。