1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. 超えろ、10万!

超えろ、10万!

猫を虐殺した犯人に罰金だけでなく実刑を、と呼びかける署名が9万5千を越えました。紙媒体の署名も始まって、運動は拡大しています。

先日、何人かにこの話をしたら、「えー、猫のことだとそんなに皆真剣になるの?」と驚かれたりしましたが、私は今の政治状況や社会状況の中で、このような犯人が現れるのもさることながら、動物虐殺愛好家という集団が存在し、ネットで小動物の惨殺を動画や写真で公開して楽しみあう事実が放置されていることは、動物が好き嫌いということを超えて、多くの人が問題にしてほしいことだと考えています。
このような病的な異常な事態は、先進国でも開発途上国でもおそらく例がないのではないでしょうか。女性や子どもや高齢者、障害者などへの偏見や攻撃が大目にみられがちなことも含めて、私はこれもアベ政治下の雰囲気や風潮の生み出したひとつの産物と思えてなりません。

軽すぎる動物愛護法を改正することが急務でしょう。署名が増えるにつれ、無理もありませんが犯人への個人的な怒りが高まっており、先日は一瞬ですが住所や電話番号が公開されたり、危険な状況も生まれてきています。また、特定の政党名が出されたり、犯人が外国籍ではないかという根拠のない発言もあります。
それだけ多くの人たちが参加しているということでもありますが、冷静で建設的な方向を守りつづけるためにも、多くの方々が関心を持ち、見守り、情報を拡散して下さることを願います。

私も犯人への怒りは語りつくせません。しかし一方で、これ以上に残酷な処置が動物に対して行われている動物実験をどう考えるかも含めて、個人への憎しみだけに集中しない怒りにしたいと思っています。苦しみぬいて死んで行った猫たちのためにも、今後こういうことが決して起こらないためにはどうするかを考えなければなりません。

◇こちらは選挙の話です。伯宮幸明さんという方のブログから。
今こんな気持ちになっている人は、多いんでしょうね。
もちろん野党共闘については私たちは柔軟で大胆な戦略を考えることが必要で、共産党だけを正しいとすることはありません。共産党自身が今はそれを望んではいないでしょう。


ただ、金に目をくらませず、権力や周囲に流されず、正しいと思ったことを営々と続けてきた人たちへの、信頼と尊敬を失ったら、リベラル勢力だけでなく、国も国民も本当に危険だと思います。
昔、若いころ、「共産党もキリスト教も私は参加はしないけど、その人たち以上に潔癖に、強いものに負けず弱いものを見捨てず、自分の信念を守って生きよう、死も苦しみも恐れないで正しいと信じたことをつらぬこう」というのは私の生き方の基本でした。この二つに負けてないかというのが、いつも私のめやすで、チェックポイントでした。
あらためて今、そのことを思い出しています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ちょうど、共産党について書いている時だった。ベルが鳴ったので出てみると、共産党の人だった。ポスター貼らせてほしいと。
 
「もちろん」僕はそう言って、滋賀4区の情勢について少し訊いてみた。
 
「野党+市民」ポスターにはそう書いてあった。
 
思えば、彼らはずっと市民と歩んできた。これは社民党も同じ。
 
旧社会党。そう、僕が育った東京の国立では、共産党と社会党と言ったら、ずっと市民派の政党だった。国立には上田耕一郎さんが住んでいて、娘さんは同級生だった。
 
当時、都知事は美濃部さんという社会党の人だった。
 
そんな流れから、僕の中で、投票先はだいたいそのうちのどちらか。
 
環境系の政党に入れたこともあったかな。
 
ところが2009年には初めて民主党に投票した。例の政権交代の選挙で、そこは自民党を倒すためにみなで票を集中させようという空気があったからだ。
 
その後も、選挙は勝たないと意味がないということで、ある程度政策が一致する人で勝てそうな人という基準を設けてきた。
 
でも、今回それがはっきりした。本当に市民のことを、国民のことを考えている政党はこの2つしかないということが。
 
ブレない。そして裏切らない人たち。
 
それを勝てそうもないという理由で、偉そうに、何もわからないくせに、彼らを信じ切れなかったことが、本当に申し訳ない。
 
勝てそうもないんだったら、勝てるように一緒に頑張ればよかったじゃないか。でも、希望の党に行くようなことを僕自身がしていたのだ。
 
ポスターといえば、ポスター貼りって結構大変で、きちんと貼らないと風で飛んだりしてしまうもの。そんな時、共産党の人が教えてくれた。「ここと、ここと、ここに画鋲を貼ればいいねん」
「すごいですね」
「何百枚って貼ってるからな」
 
何十年という経験から、選挙も知り尽くしている。ころころ入れ替わる新党よりも全然しっかりした体制を持っている。
 
安保法案が議論されていた頃、共産党の人は、毎朝、毎晩、街頭に立ち続けた。雨の日も風の日も。半年近くずっ

Twitter Facebook
カツジ猫