連句の断片(その2)
これ、学生とやった時、多分五六人いたら、人数分一気に作ってるんだよね。待ったりしないですむように。
つまり五つぐらいの連句(歌仙)が同時進行してんのよ。行きづまってそうなとこに私が介入したりして。
いい天気長くは続かぬ梅雨の空
買ったばかりのカサを開いて
バーゲンだ安物求めて街へでる
でも結局はまた無駄づかい
十五夜にお月見団子買いにゆき
ススキを持ちつつこみちを散歩
こけちゃってひとりごといいごまかして
ゲレンデ見まわしひそかに赤面
スキーウェア今年の流行シースルー
これはやっぱり中身で勝負
おごりたいおごりたくないおごられたい
せちがらい世に生きるかなしみ
花も散る川も流れる人もゆく
タバコの煙朝霧に溶け
張りこみの女刑事も春の服
手配写真はちょっとピンボケ
彼氏どれ?ブサイク隠せプリクラよ
わたしの顔だけかわいく写して
例によって、私の句がどれかは、明日にでも朱線で示します。当ててみて下さい(笑)。
(朱を入れました。当たりましたか?←翌日)
おほめにあずかったから、また昔の写真を出しときます。人文棟の最上階かな? ちがうっけ。