連句の断片(その3)
学生たちとの連句(歌仙)です。36句で出来上がりなんですが、どれも途中で終わってて、これはわりと続いたほうですね。
青線のような、前の句に出たことばをくり返しては本当はいかんのですが、初心者なので、大目に見て下さい。
それにしても「初号機」って何やろう。まだ東日本大震災の前だと思うから、原発事故のことじゃないはずなんだけど。
ポポポポポハトの目覚まし夏の朝
ラジオ体操ああ夏休み
初号機はそろそろ修理できたかな
深夜のお友いたづらでんわ
いいかまあ話し相手は月だけじゃなし
かぐや姫との恋は破れて
天高く人も肥えては服きつく
それでも食べたい食欲の秋
本を読みビデオを見たら全休だ
明日も全休それはヤバいか
単位取れ実習行けぬ友を見送り
はきなれぬヒール似合わぬスーツ
フレッシュマン上司のお小言肩落とし
なぐさめながら食べる肩ロース
悩んでもそれはそれですこれはこれ
空行くトンボに教え悟され
花の咲く頃は私もヤゴだった
春の小川がさらさらと行く
たんぽぽの綿毛がめだつ青い空
ぽかぽかようきにさそわれおでかけ
バーゲンのチラシで重い新聞紙
いつかの広告押し入れの中
梅雨時は水とりぞうさん欠かせない
万年床のフトンも重く
ねぐるしい夜のねぞうは恥ずかしい
私の句はまた明日教えます。へっへ。(←朱で示しました。けど何か、恥をさらしているだけみたい。)