1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. 遅れて重陽

遅れて重陽

九月九日はなすこともなく過ぎてしまったが、昨日花屋さんに寄ったら、華やかな偉そうな菊があったので、思わず二本買ってしまった。お酒の代わりにレモンティーを飲んで、ささやかに猫と自分の健康を祈る。ナスはまだ一本残っていたのだけど、甘栗買って来て、栗ご飯もどきでも作ったろかしらん。

同じ昨日の朝はちょっと涼しかったので、ご近所の方とおしゃべりしながら、横庭の草をかなりむしった。ひとまとめにして、柿の木の根っこに積み上げる。肥料とかにならないかな。奥庭でも横庭でも、バラがぼちぼち咲き出して、移植した二本も幸い元気なようである。

どうやら床の荷物は今日中には片づきそうだし(大半を上の家に運んだだけかもしれないが)、本もちびちび読んでるし、仕事をしてないわけではないけれど、ここに来てみょーに疲れてけだるくて、何となく先が見えない。
 家を何とか片づけて、仕事を進めて、さてその先に待っている世界が見えない(笑)。今さらまさか名声や地位はいらんし、ぜいたくも豪遊も望まないし、ひたすらのんびり休息ったって、どうせ近いうち(別に予定はないが)死んだらいやってほど休めるわけだしなあ。

まさかと思うがこの期に及んで私は何だか、とんでもない冒険を求めているのではあるまいね。少なくともゆめゆめ犯罪に手を染めたりしないようにしなければ。
 いやー、やっぱりひょっとして、専門の研究にひたりたくなってるのかな。体力的にも時間的にも、まだまだそこまで戻れないけど。

自民党も自民党だが、立憲民主党の代表選も何だかなあ。私はかつて野田氏が代表イコール首相に選ばれたとき、他の候補とちがってどこがいいのかすぐれてるのかまったくわからず、結局スピーチで「私はドジョウ」と言ったのが受けたんだとしか思えなかった。それ以後もそれ以上に特徴も長所も見いだせず、結局あの決めゼリフの省エネで勝利した、そういう人なんだとしか今でも感じられない。ちがっていたらすみません。その後の泉代表も、保守やら右翼やらに警戒心がなさすぎて、不安と欲求不満しか感じなかった。結局今の候補者の中では吉田氏に期待するしかないのかな。あたりまえすぎてしまうけど。

そして例のものすごい居座り開き直り知事に対しては、もはや言うべきことばがない。こういった究極の横暴の底にあるのは「当選したからすべてを託された」という、この数十年、政府や首相が振り回してきた論理で、この理屈に怪しげな市民権をあたえたという、その点だけでも自公政権は本当に罪が重い。

Twitter Facebook
カツジ猫