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金もないのに紙兎ロペ。

◇この前、ふらっと映画館に行ったら、おそろしいことに「紙兎ロペ」が映画になるらしい。ちゃんとした、一本の。
ウソだろーと思いつつ、売店をのぞいたら、DVDも三本出ていて、くらくらしたついでに、一本めを買ってしまった。

◇知らない人に教えるのも、なんかしょーもなさすぎて気がひけるけど、これ、どっかの系列の映画館で、本編上映前に予告編にまじってやるショートムービーってやつで、東京の下町でくらす、紙細工のウサギとリス(もうこの説明の時点で、意味不明になってるかもしんない)の、日常すぎる、どうってことないやりとりを、やたら無駄に精密に描きこんだバックの街並みの中で、数分だけ見せるってもの。
…って、これで説明になってんのか?

月ごとに新しいバージョンが出るので、私もけっこういろんなの見たのだが、最初は何だか抵抗があった、二匹だか二人だかの、もろ現代の若者風の声と会話が、だんだんヤミツキになってきて、見損なうと損をしたような気になりはじめた。
そのへんからヤバいぜと思ってたのだが、DVDが出たと知って、「あー、やっぱりなー」とかみょーに納得し、いつかは買いそうな悪い予感がしてた。

けど、DVDには声優の名前さえ出てなくて、奥ゆかしいっつうか、どこまでも人を食ってるつーか、まあ。
で、ウサギもリスも、高校生って設定だったのかあれ。もうちょっと年齢いってるかと思ってたけど、まー、いまどきの高校生も動物も私にゃトシの見当なんかつかんからなー。

金がないないと言ってるキャラママさんほどじゃなくても、私も最近、時間も金もないのだよ。それなのに、何でもう、こういうDVD買うかなー。って、そのうち、あとの2本も買いそうで、めっちゃ恐いんですけど。
あ、いかん。口調がロペの世界風になってる。もうダメだ。ちょっともう、ちゃんとした映画見に行かないと。

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カツジ猫