陥没。
◇天気予報では、明日は雨が降ってちょっと涼しいらしいが本当かね。こんなにジェットコースターみたいな気温の上下だと、本当に身体がもたない。
今日(おっと昨日か)は久しぶりに街に出かけた。電車で行って、駅前から天神行きのバスに乗ったら、いきなり乗務員みたいな人が乗りこんで来て、「このバスは天神に直行します。途中のキャナルシティ付近で陥没事故があって通れないので、そちらには行きません」と叫んで、かなりの人が下りてった。天神が目的地の私には思わぬ僥倖だったけど、以前も駅前で陥没事故があったことだし、どうなってんだと気になって、こっそりケータイで見たけど別にニュースにはなっていなくて、何だったんだろあれ。
帰りの電車もラッシュにひっかかって満員で、座れないのは覚悟してたのに、車両のまん中まで進んだとたん、寝過ごしたらしい男性が、飛び上がって降りて行って、いきなり目の前の席があいてしまった。その後まもなく隣の人も下車したので、窓際でゆっくり本が読めた。んなことで運のよさを使ってしまってたら、いざという時が心配だ。
そうやって、せっかくあまり疲れないで帰れたのに、お風呂のお湯はって、ちょっとお茶してたらばたんと寝てしまい、起きたら夜中過ぎ。ぬるくなったお風呂に入り、食べかけのケーキをタッパーに入れて冷蔵庫にしまい、さて今から一仕事か、明日にかけるか。
◇ここ数日、わりと早く起きて水まきするので、やっと咲いた朝顔の濃い紫の小さい花にお目にかかったり、庭の一角に放り出していた春蘭(はびこりすぎたので、隣家のご主人と手伝いに来てる若者が、茂みを刈りこんで、株を掘り起こして捨ててくれたのを積み上げていた)の根っこを、あっちこっちの空いてた植木鉢に埋めてみたりしている。そろそろ花の苗を買おうかと思いながら、そのままにしていたのだが、まずは、あるものから活用してみよう。
◇「Bの戦場」といっしょに、衝動買いした吉川トリコ「マリー・アントワネットの日記」を読んでる。なかなか、いける。破壊的なネット用語を駆使しながらフランス宮廷の状況を活写してるのが、なかなか。これまた江戸時代の歌舞伎みたいな、確信犯的時代考証そっちのけの表現が生きている。
まだ最後まで読んでない。前半に比べると、誰もが知ってる事件や事象が盛りだくさんになる後半部分は、ちょっと大変そうだが、まあまだ何とかうまくつないでる。最近中野京子の「美貌の人」で、断頭台に赴くアントワネットの(超簡単で、かつ残酷な醜さの)スケッチを見たばかりなので、それも思い出す。
ツタヤのDVD一本タダ券があるので、ソフィア・コッポラのマリー・アントワネットの映画も見てみよっかな。
どーでもいいけど、コッポラがまだ若くて女優で「ゴッドファーザー」の終わりの方のシリーズに出たとき、私の周囲の評判はさんざんで、映画好きの教授は「僕はあの役は、輝くような美女でなくてはいけないと思うんですがね」と、憤然としていたのを忘れない(笑)。でも、あの映画(アントワネットの)は面白そうだ。