青リボン。
◇韓国の文大統領は、ノーベル賞をもらったらいいと言われたのに対し、「ノーベル賞はトランプ氏に。われわれには平和を」とか何とか言うたそうだ。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2018/04/30/0900000000AJP20180430004700882.HTML
かつて、佐藤栄作首相がノーベル平和賞を受賞して以来、私はあんなものどうでもいいと心の底から思っているし、あのトランプがノーベル平和賞をもらうなんて、こんな最高のジョークは、それなりに笑えていいかもしれないと思うが、それにしても、この発言は、かつて共産党の志位委員長が野党共闘の条件について、「見返りは民主主義」と言ったのと同様、何ともカッコいい。
カッコいいだけでなく、本心だとよくわかる。その上、これは政治的にもしたたかな発言だよ。トランプの性格ではノーベル平和賞はきっとものすごく欲しいだろうから、そのためにも熱心に朝鮮半島の平和に尽力するだろう。何でもやりかねないからな、あのおっさんは。そして、そういうことしたら、たしかにノーベル賞ぐらいやってもいいという気持ちにもなるからな(笑)、こっちとしても。
◇他山の石として見れば、だからアベにも改憲以外で、何か名前を歴史に刻める、どーでもいいような名誉を与えてやっとけばよかったのかもしれないと、今さらながら私はちょいと反省している。だってあいつは、どう考えても改憲さえも本当は悲願でも何でもないんだもんよ。あいつの悲願は、自分の名前がどっかに残せて、戦後最大の首相とか何とか、そういう称号がほしいだけなんだから。誰かそういう、ドッグコンテストの青リボンみたいなのを、見つけてきてつけてやれよ。あいつが満足して消えるみたいな。
◇今日は教職員組合などが中心の、ピースウォークの集会があった。九条の会も参加して、私もスピーチした。こんなご時世だからか、例年に比べて参加者は相当多かった。200か300いたのじゃなかろうか。集会の後、1時間ほどパレードしたが、今日はいいお天気だが、風が強くて寒いほどで、おかげでばてずにすんでよかった。その代わり、横断幕やのぼりを持ってる人たちは、風にあおられて大変だったようだ。
◇庭の草刈りに来てくれている若い人が、朝から夜まで、あまりにせっせと働くので、自分がブラック企業の社長のような気分がしておちつかない。せめて、紅茶を入れてさしあげた。久しぶりに紅茶を飲んだら、クッキーをかじりたくなり、さっき買ってきてかじったので、夕食を食べる気になれず、まだだらだらしている。彼ががんばってくれてる分、私もせいぜい家の中をきれいにしないと。