あともう少し参院選
元首相の死に関して、統一教会の存在が注目されはじめている。
これって私もうかつだった。あの団体の活動が最近まったくわからないから、どうなっているのかとは思っていたが、こんなかたちで権力の中枢に食い込んでいたのか。
統一教会の件、けっこうな人が、狼狽し、否認し始めているな。あの教義、憲法改正案との共通点が多すぎる。まさか自分が知らないうちに、ああいうカルト宗教に影響されて、その信者同様になっていたとうこと、自分が政治的に中立だと思っている人ほどなかなか直視できないだろうな。かわいそうに。(ねずみ王様 @yeuxqui)
といった慨嘆もあるし同感だが、まあ知らなかった点では私も似たようなものだ。
そして、銃撃事件の犯人が、動機として、この団体をあげているのにマスメディアが頑として名前を報道しなかったことにも、気持ちの悪い闇を感じる。
そしてたしかに、この一覧表を見ると、うすうすは感じていたが、カルト集団めいた団体と政治との結びつきに、あらためて、うなる。
宗教も信仰も、私は決して悪いとは思わない。現実の公私のつきあいでも、ネットの上で知ってる人でも、私が最終的に信頼できるのって、皆何らかの信仰を持ってる人でもあることが多いもの。「吉野の雪」の話でふれた、私自身のある傾向ともそれは重なる。
しかし、政権与党とのこれだけ多数の重複は、やはり異様としか言えない。それが政策に何か奇妙なかたちで投影されていることも気になる。
こういった図式や構図を解消とまではいかなくても、これ以上深めないためにも選挙では与党を勝たせてはいけない。
こういった図式や構図を解消とまではいかなくても、これ以上深めないためにも選挙では与党を勝たせてはいけない。
あともう一つ。与党圧勝の噂の中で、今回はあまり注目されないが、これまでの選挙で自公政権への不満の受け皿として、さまざまな形での「第三極」と呼ばれる存在が登場した。「明確な野党を支持するのはちょっとまだ決意できないが、自公には入れたくない」という人たちを吸い寄せる力があったし、マスメディアはまた、毎回目に余るほどの勢いで、それらの勢力に肩入れした。
それらの中には、そこそこ良心的な政党や勢力もあったと思う。しかし前回あたりから、その役割を大きくになっている維新という政党については、少し前から私はまったく信用しないし、公約も体質も、自公以上に危険な存在だと痛感している。政策もそうだが、その姿勢の定まらなさは、悪い意味での野党の奔放さもふくめて、危険きわまりない。個人的に魅力を感じる候補者がいたとしても、この政党にだけは投票してはならないと思う。自公政権への不満と野党への不信のはざまで、この政党に投票することは、おそらく日本と私たちの未来にとって最悪の選択だ。