「グラ」シリーズの挿絵
前にお知らせした「グラ」小説シリーズの挿絵用のイラストですけど、少しだけ描けたので、お見せしておきますね。
「古事記」をモチーフにした「水の王子」シリーズで、挿絵用にとおっかなびっくりイラストを描きはじめたのですが、最終的にはけっこうはまってしまいました。
今回は作品もちがうし、きっかけにした映画もあることだし、緊張してなかなか手がつけられなかったのですが、とにかくもう、さしあたり、
1)映画の似顔絵は描かない。
2)「水の王子」と似ていても気にしない。
3)あくまで私の小説のイメージとして描く。
などなど、さんざん逆ハードル?を設けて、一応60枚ほど鉛筆のスケッチを作りました。
今は少しずつ、それに色を塗っている状態です。
お盆休みの間に彩色をしあげて、第二次のスケッチにかかる予定でしたが、さすがに間に合わなかったか。というか、無理をしすぎてバテました(笑)。
今回かなりていねいに色を塗ることにしたので、時間がかかっちゃうんですよー。
おかげで、他の仕事が進まないし、猫がじゃまをするのでイラつきっぱなし。
小説もそうですけど、集中力がいるんですね。やってるときは半分眠ってるか狂ってるか、とにかく回りで何があろうと、背中で爆弾落ちようと気にならないぐらい、精神が飛んでます。そのくらい浮遊、夢遊のトランス状態にならないと、何も書けないし描けません。
前は文章だけがそうだったんだけど、最近お絵かきもそうなりかけてて、やっかいな恋人を一人増やした感じです。
そんなときに、猫が「にゃあ」だと。勧誘のセールス電話がじりじりじりだと。
世界がぶっこわれて死にたくなるわい。つかめそうだったことばや色が永遠に消える。
まだ描き直したり修正したりするかもしれませんが、一応いくつか紹介しておきます。
上から「山賊物語」「美しい日々」「雨の歌」「その一夜」「アカデミアにて」の挿絵用です。原作が気になる方は、「空想の森」コーナーの「グラディエーター特設ページ」でお読み下さい。ただし映画とはまったく関係ない、ぶっとんだ設定のお話ばかりですので、お怒りになりませんように。