「グラディエーター2」感想追加
「グラディエーター」関係については、こちらのペコさんのブログもぜひどうぞ!
彼女とは昔daifukuさんのラッセル・クロウファンサイトで、盛り上がりまくってた大勢のファン仲間の一人で、直接お目にかかったのは、私は彼女だけではないかしら。すごくエネルギッシュで、映画が好きで情報通の方です。当時の私の通称は「じゅうばこ」でした(笑)。そのころのラッセルの人気は日本もですが海外でもものすごくて、海外ドラマの「セックス・アンド・ザ・シティ」では、主人公たちが好きな俳優と言われて「ラッセル・クロウ!」と叫ぶ場面があったりします。どーでもいいけど、このシリーズの最初のころには、あのトランプが、今のまんまの顔で、ちらっとカメオ出演したりしてます。あの程度のままでいてくれりゃよかったものを。
他にもラッセルの初期の映画の「ハマー・アウト」(まだきゃしゃな青年の彼が全裸で馬に乗る場面があったりする。ちなみに彼はオーストラリアで牧場経営もしていて、馬や犬の扱いには超慣れています。だから「グラディエーター」や「3時10分、決断の時」その他での乗馬のシーンは、とことん安心して見られます)のビデオがめったに手に入らない状況があったときに、「何となら交換するか」という話題で、女性ファンの一人が「うちの次男」と答えたとかいう話もあったっけなあ。Kumikoさんから聞いたのだっけ。
なつかしいなあ。あのころ一緒に盛り上がってた皆さんどうしておられるのやら。
ペコさんのお話ではパンフレットははじめから作られなかったようだけど、理由はわからないようです。
もっともネットで見てみると、「グラディエーター2」は、なかなかしっかり好評のようで、私も胸をなでおろしました(笑)。
せっかく、「セックス・アンド・ザ・シティ」の話が出たから、つまらない連想で書きますが、私はここ数年ずっと五十年近く書き続けてきた、日本神話をモチーフにした「水の王子」という小説をやっと完成させて、全七冊の紙本と電子書籍で自費出版しました。それで、趣味は一段落したから、本来の仕事の国文学研究に戻ろうと思ってたところが、今度は「グラディエーター」が、四半世紀ぶりの続編公開で、これも昔書いていた感想もどきの小説か小説もどきの感想を、また全八冊で自費出版することにしました。
まあ、この間もずっとほそぼそと国文学関係の仕事を続けてはいるんですけど。
ただ、「セックス・アンド・ザ・シティ」の四人の主人公の一人で、弁護士のミランダが、アンダーヘアに毛ジラミが発生して、感染経路を確認するため、医師に言われて関係を持った男性すべてを思い出してリストアップする場面があるんですよ。彼女そのときはまだ独身で、他の三人と同様けっこうな数の男性とつきあったことがあり、名前を書き並べてみると、何十人だったか、かなりの数になるんですよね。それで彼女は「よくも自分はちゃんと弁護士として仕事を続けて来られたものだ」とあらためて考えるわけです。
私は、大学の現職教員で授業も会議も論文もそこそこの役職もこなしていて(私が特別なわけじゃなく、今の大学は予算不足で人手不足だから、たいがいの教員はこんなもんです)、その間に、これだけの「グラディエーター」関係の文章を書きまくってたわけですよね。ミランダが男性と寝まくってたのと同様、そのときはまったく意識もしてなかったけど。
で、当時の原稿を整理しながら、「よくも私は研究者として教師として、まともに仕事ができてたもんだ」と、ミランダ同様つくづくしみじみ、あきれています。友人の一人は「あんたそんなことしないで研究に専念してたら、大学者になってたんじゃないのか」と言いましたが、まあ多分絶対にそれはない。ひょっと万一なったとしても、あまり楽しい人生だったとは思えない。
無駄話はさておいて、「グラディエーター2」に関して、もうちょっとだけ書きますと、その友人は社会科の先生をしてた人で、この前の電話で、コロセウムに水はって海戦ごっこをしたという話はもちろんちゃんと知ってました。その時彼女に確認するのを忘れたんですが、そういう時には映画のようにサメもおまけにつけてたんですかね?
私はあの場面、ローマ帝国のあまりのアホらしさにあきれつつ楽しく見ていたのですが、水面にサメのヒレが行き来するのを見たとたん、とうとう笑ってしまいました。まあ、ローマ皇帝がやりそうなことじゃあるけど、サメというからには海水でなくちゃいけないだろうに、あの水はちゃんと塩水にしてたんですかね、それともサメには淡水でがまんさせてたんですかね。
ちなみにこのイラストは、「水の王子」シリーズの方で、結局挿絵に使わなかった、ワニザメとマガツミのスケッチです。まん中にいるのは、主人公の少年、ヒルコとハヤオ。雑な絵ですが、笑ってやって下さいませ。