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「馬の中」シリーズ、完成して発売中

お知らせが遅れてしまったのですが、新シリーズ「馬の中」の最終巻(第三巻)「夜」の本が出来上がって届いて来ました。
 心配していた色合いその他も、私の好みとしてはばっちりの出来で、三冊そろえるとやや風変わりで不安定な感じが、なかなか悪くありません。

「馬の中」三冊目の表紙

ただ、前からその傾向はあったのですが、Amazonさんの荷造りは時々ものすごく雑で、それをまた宅配便の方がそこそこ無造作に置いていかれるものですから、いつかどうかなるのじゃないかと、相当ひやひやしていました。
 とうとう今回、紙袋の中で本が動いて重なり合い、一冊の表紙がめくれて、小口もすりきれてしまっていました。

通信販売でアクセサリなどたまに買うと、びっくりするぐらい丁寧な包装で、おまけやお手紙がついていたりして、作家の方の作品に寄せる愛情がひしひしと伝わって来ることが多いです。このような、ささやかな心をこめたお仕事をなさっている方々が、インボイス制度のおかげで、どれだけ苦労されているのか、中には仕事をやめられた方もおいでなのではないかと思うと、心おだやかではなくなるぐらいです。

そんなことも思いつつ、今回はもう放置しておけなくなって、販売ページのコメント欄に、以下の投稿をしてみました。
 そうしたら、なかなか掲載されなくて、先日、このような包装や発送に関するご意見は掲載できませんということでした。他の人に知らせるような内容とは言えないということのようです。

私にしてみれば、それこそ私と同様に複数注文される方ももしかしたらいるかもしれなくて、その方々に気をつけていただくためにも、これは「お知らせしておく」内容だと思うのですが、まあそういうことならしかたがないですね。せめて、ここで、投書したコメントを、そのまま掲載しておきます。

商品に問題はありません。ただ、荷造りがひどすぎます。人に差し上げようと五冊注文しました。そうしたら、ソフトカバーの本五冊をかなり大きめの紙袋に、そのままむぞうさに投げ入れてあって、配送中に本は移動し重なり合って、かなり傷んでいました。一冊は表紙の端が折れて小口はすりきれ、とても人には上げられない状態でした。一応、支え用にか段ボール紙を一枚入れてありましたが、何の役にもたっていません。愛した本なので、一冊三千円近いのを無理して購入したので、傷んでいても処分もする気にはなれません。ただ大変悲しいし、残念でなりません。よそでの注文では、もっとささやかな買い物でも、丁寧な包装で送っていただくのに慣れていましたので、衝撃です。もしも、商品が傷つかない最低限の丁寧な包装を保証していただけるのなら、料金を余分に払ってもいいので、何らかの対策をしていただきたいです。

このようなトラブルはいささか残念でしたが、まあ、本の出来その他は問題なかったので、一応ほっとしています。

前にも何度か言いましたように、この三冊のシリーズは、「水の王子」全七冊、「砂と手」全八冊に続く「鳩時計文庫」の多分、最終シリーズです。本来は、出版も販売もする予定はなく、ホームページに公開して読んでいただくだえですませようと思っていました。

ただ、ここのところ、あまりにも目に余る暴力と独裁が著しい世界の動きに、自分でできることがあるならこれぐらいかと思ったのと、ここ数年体調が悪くて、ずっと関わってきた、平和を守るさまざまな活動に以前のように携われなくなって、せめてその代わりにもと言う気もあって、刊行に踏み切りました。

あまりにもささやかで、自己満足に過ぎないかもしれないけれど、できることはやめない。

のんきで楽しい、ときどき不穏な(笑)物語で、妙にスピード感もありますから、お気軽に読んでいただけるかと、そこは保証いたします。

「戦争をくいとめようとする努力」「平和を守ろうとする工夫」は、しんどいながらも面白く楽しく、何より人の心を健康にします(笑)。そのことだけでも、お伝えしたくて。

いろんな方に直接お送りして読んでいただきたいのですが、時間とお金と体力が不足していて、なかなか思うにまかせません。紙本は高くて恐縮ですが、よろしかったらこのページの下にあるご案内から、Amazonで購入して楽しんでいただけたら大変うれしいです。

なお、「水の王子」「砂と手」の2シリーズは、最近電子書籍でも公開しています。こちらは500円と安価なので、そちらでもどうぞお目をお通し下さい。

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カツジ猫