「断捨離狂騒曲」の、あのテレビ
私の新刊「断捨離狂騒曲」を読んで、こちらを訪問して下さる方もおられると思いますが、その方々に特別サービス(笑)。
あの本の中で、母の部屋にあって、地震のときに落ちてこわれたテレビについて、ねぎらいのことばもかけず、見ることもなく処分してもらってしまい、写真の一枚もないのを悔やんでいると書きました。
メインの話ではない、ほんの一文でしたが、そこそこ印象的だったのか、編集者の方はそれを帯や宣伝文句の一部に使って下さったので、覚えている方も多いと思います。
そのテレビの写真が見つかりました。まあテレビにとってはどうでもいいことだろうし、今さらかえってしらけると感じる方もいらっしゃるでしょうねきっと。でもやっぱり、「あのテレビ」の姿をいっしょに見ていただきたくて、本の出版後初めての「断捨離狂騒曲」執筆を記念して、その写真と思い出を紹介しておきます。お楽しみ下されば幸いです。
もちろん、本を買っておられない方もお読みになってお楽しみ下さい。
このホームページでは、出版された本の中にある項目も、それに入れてないものも全部読めるし、本にした時は省いた写真もたくさん見られます。
しかし一方、北窓書屋さんが書いて下さっているように、ネットで横書きで見るより、本にして縦書きで読んだ方が、抜群に魅力が増すとのことですし、その原因の一つかもしれませんが、本の装丁が表紙のデザイン、活字の読みやすさ、その他もろもろ、もう最高で、本でしか味わえない快感がたっぷり味わえます。正直、こんな本はめったにありません。
出版部数がそんなに多くありませんから、油断してると絶版や品切れになりそうです。ひょっと再版して下さるにしても、このクオリティが保てるという保障はありません。一度自分で撮った表紙の写真をここにアップしようとしたら、変に陰気でぱっとしない色合いになって驚いてやめたのですが、下の宣伝にある実物そのものの表紙の写真の美しさは、とても微妙なバランスを保った奇跡的な大成功だったのだと痛感しています。風変わりで、インパクトがあって、お洒落な色合い。ほんとに私が何も知らないで書店で見かけたらすぐ買うなあ。
いや、あきれる方もおられるでしょうが、自分の本をこれだけ本音で宣伝できるのがしみじみ幸福なぐらい、心からおすすめできます。だまされたと思って、あきれて笑いながらでも、ぜひどうぞ!
写真は、テレビを見ている母。テレビが一部しか映ってないので、「断捨離狂騒曲」の方には使いませんでしたが、部屋の感じはこちらの方がよくわかるかな。