あのマスクの原形は
今日は去年の暮れに買った、黄色い新車を販売店に点検に持って行きました。何だか人間ドックに行くときみたいにドキドキしましたが、どこも悪いところはなかったそうで一安心。ただ、もう5000キロ以上走ってるので、オイルを替えた方がと言われて、3000円で新しくしました。
出かける前に大急ぎで、車体を拭いて行ったのですが、ついでに洗車もしてくれて、何だかぴかぴかになっています。たんぽぽじゃなくてキンポウゲみたい。
一時間ほど時間があったので、お店で、これまたずっと読みかけのアンナ・ゼーガース「死者はいつまでも若い」を読んでいました。ゼーガースは内容とかは好きなんですが、重厚というか、みっちりしすぎていて、ちょっと苦手なんよね。「聖バルバラの漁民一揆」もそうだったけど、色気がないというかそっけないというか。でも、それが癖にもなる。
冒頭で主人公にもなりそうな人をいきなり殺しちゃうからなあ。もう、こう書いたってネタバレにもならんやろと言いたいぐらい早々に。何だか、「チボー家の人々」のジャックのこととか思い出して、なつかしい世界のような気はしたんだけど。
時代はこれまた第一次大戦のあとで、リープクネヒトとローザ・ルクセンブルグが殺されたりしてる。もう右翼左翼入り乱れて何が何だかという政治状況。読みながらこっちも流されて行くしかない感じ。
まだ上巻の半分ぐらいなんだけど、ここまで来たら、一気に読んでしまいたいな。でもそうしたら、他の仕事がまた遅れるしな。
あっ、そうだ。友人がつけていたマスクの原形は、こちらでごらんになれます。写真が何枚かあるから、探して見て下さいね。
写真は、母の日に飾ったアジサイ。庭に植える前に、もうちょっと部屋において楽しむことにします。