お墓参り
ご先祖様のご配慮か、昨日はわりと曇って涼しく、午後には数度の土砂降りもあり、えっちらおっちら近くの山の上の個人墓に出かけました。何しろ花活けも線香立ても何もない墓なので、手ぶらで行けるから気楽です。墓石を拭き上げるのに新しい青と緑のタオルだけ持って車に乗りこみました。
自分は花も線香も持って行かないのに、この時期だと墓地中がお参りした人たちの花でいっぱいになり、お祭りみたいにきれいなのを見物できる楽しみもあるという、何だか申し訳ないお参りです。
衝動買いしたにしちゃ、ながめも悪くないでしょ?(笑)今日は曇り空の重さも何か迫力がありました。ちなみに黄色いクルマが私の愛車です。
着いたころには雨も上がって、でも曇っていて涼しく、たくさんのお参りの車や人も見える中、ゆっくり墓の周囲の草取りとかして(永代供養を頼んでるので、管理事務所の方がきれいにして下さってはいるのですが)、墓石を拭いてなでなでして、写真を撮って、お参りしました。とにかく元気でいさせて下さい、あとは自分で何とかしますみたいな。
その時は楽しすぎて、思い出さなかったからよかったのですが、帰ってからタオルを洗濯機に放りこみながら、ふと気づいたのが、結局このお参り一銭もかかってないんだなということ。いや、比べるのも汚らわしいから、36億かけるアホな葬儀のことなんか現地で思い出さなくてつくづくよかったけど。
今日仕上げた、しょうもない、もう一つのことは、叔母のマンションや実家に残っていた古い古いマッチを毎朝の仏壇のお参りのときに、ちびちび使い続けて、ほとんどなくなった、その残った空き箱を、空いていた額縁に貼りつけて飾れるようにしたこと。もう何十年もたっているので、使えないマッチも多かった中、立派に炎を燃やしてくれた箱は「がんばったマッチ」、母や叔母などといろんな思い出があるあちこちの店の箱は「なつかしいマッチ」と名づけています。どうせ私の死後は即処分されちゃうんだろうけど、しばし壁にかけて楽しませてもらおう。詳しくはこちらもごらん下さい。
終戦記念日でもあった昨日。話したいこと考えたいことは山ほどあるけど、明日以降にして、さしあたり、以前に福岡教育大学でささやかに開いた学習会での、パラオで戦った方のお話をご紹介しておきます。ぜひ、ぜひ、お読みになって下さい。