このバカ騒ぎはいったい何なの。
◇…と友人知人があきれているように、昨日あたりから、特にテレビの北朝鮮のミサイル騒ぎが正気の沙汰ではないようですね。
私はテレビを見ないので、あまり被害にあっていません。気にしている人には「政府が原発をとめたり再稼働の方針を見直したりしない限り、心配なんかしないことにしてます」「政府の要人がそろいもそろって記憶喪失と書類紛失で、認知症としか思えない状況のときに、国民はミサイルの心配どころじゃないんじゃないでしょうか」「レイプされて犯人がわかって立件されようとしていても首相の支持者の有力者だったらもみ消される国にいて、恐いものなんかもう何もないっす」と言うことにしています。
◇先日「戦争と平和展」の特別講演で小出裕章先生の話を聞いたまま、なかなか内容を紹介できずにいるのですが、小出先生に感心したのは、天皇の戦争責任を明確に指摘されたことと、北朝鮮についての発言でした。どちらもフロアからの質問に答えるかたちだったと思います。
メモをとってないので、記憶違いもあるかもしれませんが、だいたい次のようなことでした。
「僕は北朝鮮とは言わないで、正式名称の朝鮮民主主義人民共和国と必ず言うことにしています。もちろんいろいろ問題はあります。しかし、そもそも朝鮮戦争はまだ終結していなくて、朝鮮民主主義人民共和国は、アメリカと停戦協定を結びたいという姿勢を何度も見せているし、それは今でも変わっていない。しかしアメリカは絶対にそれを結ぼうとしない。もし、停戦協定が結ばれてしまったら、東アジアでアメリカの軍隊をおいて日韓と安保体制を作る理由がなくなってしまうからです。この地域に介入し軍隊をおいておくためには、こうして戦争状態を維持しておくことがアメリカの望みなのです。
そうなると、朝鮮民主主義人民共和国（小出先生、私もこれからこう呼びたいとは思うんですが、それにしても書くのにも言うのにもなげーよ、ほんとに）としては、常にねらわれ、攻撃される恐れがあるわけだから、それは恐ろしいし警戒せざるを得ない。その結果こうなっているということを私たちは理解しておかなくてはなりません」
このことは私もよくわかっていませんでした。私とて一応研究者のハシクレですから、人のいうことうのみにしちゃいけないと思って、あんまりあてにしてるわけじゃないけど、さらっさらの嘘はないだろうと最低限のチェックでウィキペディアをのぞいてみました。ごちゃごちゃ書いてありますが、おおむね小出先生の言ったことは正しいようです。
こういうこと、テレビのワイドショーで誰か言ったんですかね。
◇あとはいろいろ、またこちらのツイッターなどを、どうぞごらんになって下さい。このどさくさまぎれに麻生はまたナチスの目的は正しかったと口にしたらしいし。あのね、相模原殺人事件の犯人だって、犯行の目的は一応ちゃんと理屈があるんですよ。どんな悪人でも犯罪者でも、それなりに正しいと思った理由で行動するんですよ。だからって、やったこと認めてどうすんですか。
そんなにナチスが好きで何とか免罪したいんなら念のために言うときますが、ナチスは金髪碧眼に象徴されるアーリア人種以外は人間として価値がないって「家畜人ヤプー」の原理で動いてるんだから、天皇も麻生もネトウヨも含めたアジア人の日本民族なんて、去勢粛清抹殺の対象ですよ、問答無用の。そこんとこわかった上で言ってるんでしょうね。世迷い言や寝言は寝てる間に言ってほしいわ、本当に。
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