なまこにはまる
昨日はひと仕事終わったので、危険を冒して(笑)ファミレスに行ってステーキを食べた。まあおいしかったが、料理が少し冷えていたのが残念。家で熱々のものを食べ慣れすぎているのだろうか。
ファミレスは感染対策もしっかりしていたようだが、客も皆ひっそりと小声でしゃべっていたから快適だった。コロナにも、ちょっとはいいとこがあるかもしれない。
帰りに本屋に寄って「食堂のおばちゃん」の文庫最新刊やら何やらまた軽めの文庫本を買いこんで、お金がなくなった。心をはげまして、猫にわけてやる、おかずのさしみを買いに隣りのスーパーにも寄った。最近何でなのか、「なまこ」にはまって、あるとつい買ってしまう。これがまた、いつでも売り場にある。なまこにも旬なんてあるんだろうか。あんな格好してるくせに(偏見です)。
小さいとき、田舎の実家では大人たちがよく、なまこを食べていた。私は口にしたこともなかった。器をはっきり覚えていないが、多分決まっていて、なまこの真ん中にはいつも小さい卵がお月さまのように浮かんでいた。あれって、うずらの卵だったとしか思えないけど、そんなの贅沢じゃなかったのかしら。
あと、トマトもよく食卓にのぼった。皮をむいて、まるごと皿にのせて、てっぺんに小さな塩のかたまりが、ひとつまみのっていたっけ。それも私は食べたことないが。肉とお菓子しか食べない偏食の子どもだったものな。
今こんなに絶え間なくなまこを食べているなんて、亡き家族が見たら、きっと驚いて目を白黒させるだろう。なまこは食欲がないときでも、熱々のごはんといっしょだと、つい食べてしまうから助かる。
あと今は、ぶり大根もやめられない。我流で適当に作っているから、あんまり味はよくないはずなのだが、大根に味がしみて来るとたまらなくて、鍋いっぱいに作っても、あっという間になくなってしまう。最近はサラダなどにも使うから、大根も常時冷蔵庫につまっている。
そういうわけで、冷蔵庫の中身はわりと管理できているのだが、正月用品を食べ上げたと喜んでいたら、丸餅が一個とクリスマスのシュトレーンが一本残っていた。どちらもまだ賞味期限がぎりぎり間に合うので、つい残してしまっていたのだ。餅は明日にでもきなこ餅にする。シュトレーンは砂糖がけっこう浮いていたが、味は悪くなかったから、今日ちびちびと食べ上げた。うふふふふ。
名護市長選の結果はくやしかったが、沖縄の映画をこれまでいくつも見て来ていると、現地の大変さや困難さや力強さや複雑さがわかっている気がするので、結局は信頼しか残らない。とりわけ玉木知事がこの結果でも辺野古の基地建設に反対の気持ちは一ミリもゆらいでいないと言い切っているのは、本当に力づけられるし、励まされる。
一日しとしと雨が降って、庭が全体しっぽりぬれた。エリカの花がピンク色が濃くなって、きれいだ。これも、隣りのラベンダーも、かたちよく剪定できたらいいのだが、難しそうだなあ。