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ひたすらに、ゴージャス

昨日の夜は、月がすごく美しかった。思わず写真を撮ろうとしたが、ごらんのように輝きすぎて、きれいな丸い姿が撮れない始末。雲に隠れる瞬間の前後をねらって撮ってみたけど、あんまりうまく行かなかった。春のおぼろ月じゃない、秋のようなくっきりと清々しい月だった。

そう言えば、うぐいすの声は数回耳にしたきり、まったく聞かないままだ。縄張りを変えたのか、何かあったのかしら。ちょっと淋しい。

久々に花屋さんに行ったら、それはもうみごとで華やかな白いダリアがあった。きっと千円超すんだろうなと思いつつ値段を聞いたら、一本八百円で思ったよりずっと安かったのに感動し、血迷って二本買ってしまった。

帰宅して、しばらく使わなかった大きな水差しにていねいに入れたら、置き場がなく、結局ベッドの脇の床においた。寝る時の目の保養だとほくほくしていたら、どうしたのか一本が数時間でみるみるしおれて元気がなくなった。大あわてで茎を少し切って怪しげな水切りをしておいたら、何とちゃんと復活して、今はまたきれいだ。あーこうなったら何だかダリアも庭に植えたくなるんだけど。

昨日の午後は久しぶりに国会中継を見ていたのだが、空疎で無気力で人をなめくさってるとしか思えない首相の答弁と顔つきに、これまでないほど嫌悪感と怒りを感じ、耳も部屋の空気も汚れてしまいそうで、とうとうテレビを消してしまった。
 夕方、食事の前にちょっとまた見たら、共産党の小池晃さんが理路整然と迫力満点に切れ味鋭く首相のごまかしや怠惰ぶりを指摘していて、胸がすいてしばらく見ていた。内容もそうだが、正しい怒りと正義感に燃えている、まじりけのない心がそのまま声にあらわれていて、聞いていて救われた。
 ひきつづき、れいわの山本太郎代表が登場して、能登のことなどこれまた厳しく質問しはじめて胸が躍ったら、NHKがいきなり放送を中止した。こういうことがよくあるのはネットで知っていたが、よくよく彼の質問を報道したくないのだろう。NHKは御用番組の姿勢があらわすぎる。

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カツジ猫