ほ、ほ、ほう！

◇少し前に田舎の家に久しぶりに帰って、物置きになってた小さい部屋を、数時間で居心地よく片づけて、そのときわんさと運び出したがらくたやなんかを、上の家の玄関にとりあえずおいてた。まずはこれをどうかしないとと思いながら、けっこう長引くかもしれないとゆううつだったが、何とさっき、ちょこちょこ移動させてたら、あっという間に片づいて玄関はまた元通りすっきりなった。ほ、ほ、ほう！と、先住民みたいな勝どきの声もあげたくなろうってもんよ。

◇このところ、いろんな人からけっこう、講演の依頼とか原稿の依頼とか頼まれる。とても今は無理なので全部断っている。せめてもと他の誰かを紹介しようとするのだが、今は大学も忙しいし、皆、専門の分野以外のことに手を出すのはしんどいので、とても引き受けてもらえない。

だんだんめんどうくさくなって、自分で引き受けそうになるのがつらい。今は絶対そんなことしてたら私が倒れる。しかし、そうなると、引き受けないで自分のペースを守って、のんびりしたり息抜きしたりすることに、ものすごい罪悪感を感じて一日落ちこんで結局仕事ができなくて、貴重な時間を浪費したりする。この罪悪感を何とかしないといけないと、毎回思うが、うまく行かない。私はマザー・テレサじゃない。人はもう充分救った。せめて今は少しだけ、自分の仕事をさせてほしい。息抜きや休憩も含めて、心おきなく生きさせてほしい。…って、人に頼んでもしゃあないか。私の心の問題だ。

それと、どうでもいいことだが、私がこういうこと言うと、周囲のいろんな人が「ほんとにそうですね！私ももう他人のために犠牲になるのはやめて、自分の好きなことだけします」とか言い出したりするのだが、そーゆー人に限って、あんたまあいつ他人のために何かを犠牲にしてたよとか、まあそりゃあんたなんか何もしない方が周囲は助かるかもしれんからいいけどさみたいな人ばっかりで、どうしてこういうやつが自分勝手に人を見殺しにして好き勝手してる自分を正当化する口実に、私が使われなくちゃいけないんだろうかと、それもつくづく情けなくなる。まあそれも自業自得とあきらめなきゃならない範囲内なのかもしれないけど。

そして、あらためて、つくづく思うのが、専門外でも何でも講演や原稿たのまれたら、ほいほいいつでも引き受けて、それなりに必死に勉強して一応のことはやってた私って、本当に便利で使い勝手がよかったんだなあって実感だ（笑）。何てパワフルでエネルギッシュでサービス精神満点で、良心的だったんだろう私って（笑）。
でも私の友人知人の先生も、そこそこそういう人はいたような気がするんだけど、時代のせいかな。それともそれも、私の錯覚だったのかしら。

とにかく私に関して言えば、もうすべて、そういうのは昔のことだ。閉店間際と前に書いたが、もはや閉店休業状態。それを良心の痛みなく言えるようにならないと、きっとこの先生きていけない。そういう風に考えられる訓練にはげもう。結局頼まれごとを断るんだったら、それを私が苦にしても、誰にも何の助けにもならない。

◇長嶋一茂って、好きでも嫌いでもないぐらいどうでもよかったけど、この発言は最高。「カープもホークスもマジック１なんですよ。北朝鮮のミサイルなんかに騒いでるときですか」とワイドショーで言って、皆が凍りついたらしい。ほんとにほんとに最高だ。２ちゃんねる住民たちのコメントのもろもろの反応も含めて、いろんな意味で笑うわあ。

http://blog.livedoor.jp/nanjstu/archives/52074158.html

◇さて、久しぶりに今夜はごはんでも炊きますか。おさしみも買ってきているし。