まるでお花畑

もうかなり前になるけど、１５日の昼にベッドに寝ころがって、分厚いミステリを一気読みしたら、いきなりものすごい目まいに襲われて、立てなくなった。しかも寝れば寝たでまた目まいがひどくなる。要するに動けない。吐き気もあったし食欲もなく、何も食べられない。墓参りどころではなかった。
もともと夏バテ気味だったのに、いろいろ無理をしすぎたらしい。それから四五日、寝たり起きたりしていたら、次第に治ってきたが、まだ頭が重い。

何しろ寝ていても、目まいがひどいので、むしろ起きて動いていた方がいいので、翌日墓参りには出かけた。山の中腹にある墓苑で、風がさわやかで気持ちよく、お盆の直後なので、どの墓も花がいっぱいで、見渡す限りまるでお花畑だった。携帯を忘れて行ったので、写真がとれなかったのが残念だ。

パソコンや読書を一気にやるとまずそうなので、試運転でぼちぼち読んだり書いたりしている。一時期は、上を向いたりうつむいたりしただけで、たちまち世界が回りだすので困ったが、今はどうにかそれもよくなった。その関係か、夜はおかしな夢ばかり見て、最新のでは、とっくに亡くなった小学校の親友と、どこか古都に旅行に行って、木々の間から、ものすごく美しい富士山を見たり、どこかの芸術家の家で、古い絵や本を見せてもらったりと、なかなか楽しい体験？をした。

雨が続いて涼しかったので、まだよかったかな。
昨日、ふらふらしながら庭に出たら、裏庭に新しいバラのつぼみがついていた。