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イエスの幼年時代

あれやこれやの手違いで、なかなか仕事が進まないし、予定は遅れっぱなしで、うんざりする。そんな中、切って部屋に飾っていたバラを、そのあと、庭の鉢に挿しておいたら、この熱波の中、ちゃんと根付いて、ピンクと真紅の花がしっかり咲いたのに、ちょっと慰められる。

今日は夕方、奥庭の雑草も少しだけむしった。スモークツリーがめっちゃ伸びているのを、どうしようかと思っていたら、ネットで専門家が、けっこう大胆にばさばさ剪定してたので、よし、切ってやるぞと張り切ったのだが、まだその時間がない。

それから、イエスの子ども時代を書いた話が入っている『新訳聖書外典』の文庫本を注文したら、何だか電光石火で届いた。それで読んでみたところが、まあこの話は全体の中の数ページで少ないのだが、中味は超面白いと言うか刺激的だった。何しろ幼時のイエスって、パワーはあるけど、めちゃくちゃ乱暴で生意気で、ほとんど怪物なのだ。だから多分、正式の伝記とは認められてないんだろうけど、何だかやけにリアルだし、変に納得できたりもする。

私はかねがね、人でも国でも、過ちを犯さない、黒歴史を持っていないと、あまり魅力を感じない。自虐史観とかいうけれど、私は逆に何ひとつ誤ったことをしていないものにはなーんか興味を感じないのだ。そもそも新宗教の教祖さまなんて割りと昔はとんでもない人だったって例もあったんじゃなかったっけか。だからイエスの幼年時代が仮にこうであったとしても、異和感もないし失望もしない。

いずれにしろ、そろそろじわじわばらしておくと、私は少し前から「いたずらっ子」「恐るべき子どもたち」が、どう描かれたか、どう扱われたかについて、いろんな文学を読みたくなっているのだよね。自分の小説「水の王子」の展開に関わることから始まったんだけど。そのいきさつは、またちゃんと書きたいのだけど、そのひまも、なかなかないのよ。ああ。

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カツジ猫