ハックルベリー
雨さえ降れば…涼しくなれば…と、お題目のように唱えながら、荒れた庭や家を横目で見ながらだらけていたが、もうすぐお客さまも来るし(片づけの手伝いもして下さる、ありがたい存在)、いくら何でもそろそろあちこち、きれいにしておかないと、と思うが身体が動かない(笑)。
それでも今朝は、少し早めに起きたので、横庭の草むしりをして、まああくまで前と比べてだけど、少しは見た目がよくなった。移植したバラは、赤も白も、いやに景気よく咲いている。
マッサージに行った帰り、近くの和菓子の店が空いてたので、なかなか食べられなかったかき氷を食べた。千五百円という罰当たりな値段で、きなこがかかっている。昔、田舎で食べたかき氷って、百五十円ぐらいじゃなかったろうか。まあ、氷は雪のようにきめこまかくて、お団子とあんこのおまけもやたらおいしかったが、あまりまともなことをしている気がしなかった。
総裁選の報道はあいかわらずうるさいが、見れば見るほど聞けば聞くほど、「今まで何をやってたんだ」という感想しかつのらない。言ってることがどれもこれも、絶大な権力を持ちながら放置していたことばかりで、何で今言う?としか思えない。消費税減税は「事務的に手間がかかる」から無理とかあいかわらずなことを言うけど、マイナンバーカードや保険証廃止や防衛費増強などの誰も頼んでないことは、電光石火で天地がひっくり返るような政策を閣議決定で強行しまくって来たくせに。あれもこれも、子どもでもおかしいと思うような理屈のオンパレードで、たしかにそりゃ、これだけ自民党の政見放送しまくるのは、目に余る宣伝で偏向だろうけど、一方ではアホぶりと無茶ぶりが日に日に露呈して来るから、ちゃんと見てればけっこうな逆宣伝になりそうで、政府や支持者は心配にならんのだろうか。それとも、そのことさえもわからないほど、理性も感覚も麻痺してるんだろうか。
そして小泉進次郎氏は、憲法をなるべく簡単な手続きで、手っ取り早く変える方法を提言したようだ。あのね、私はもちろん憲法を変えてなんかほしくはないけど、それとは別に、ここ何十年というものずっと見ていて感じるのは、「憲法を変えよう」と言い出す人って、だいたい仕事ができないし、プランも立てられないし、他にすることが思いつけない人ですよね。これを口にしとけば一定の支持は得られるし議論は起こるしあわよくば歴史につめあと残せそうだし、すごく手っ取り早く「やってる感」を見せられるじゃないですか。だから「改憲」を言い出したら、もうその政治家は、少なくとも今の日本の現状の中じゃ、政治家として、すること思いつけない、やり方わからない、「詰んでる」人でしかないですよ。家のローンもブロック塀の修理もごみ捨ても買い物も仕事は山ほどあるのに、それには全部目をつぶって、壁に向かって折り紙はじめてるような。それは私の実感です。
「ハックルベリー・フィンの冒けん」、とっくに読み終えたというのに読んだ余韻がまだ身体に残っていて、見たこともないアメリカの川を、いかだに乗ってゆれてるような感覚がまだ続いてる。そのこと書こうと思ったのに時間がなくなった。タイトル倒れでごめんなさい。明日にはしっかり書かせてもらいます。