ヒルコの生まれた理由
「古事記伝」で、ヒルコの生まれたことを、いろいろ検討していて、「女が先に愛の告白をした」ことと、「よくない子が生まれた」ことの因果関係は、あっさり「陰陽に逆らった」せいじゃないということを言っている。結局その理由はよくわからないって感じになってる。これまでに女性が男性の後になるのが一般的で、それにならわなかったのがよくなかったのだが、それを「陰陽に反する」と、あっさり片づけられない、みたいな。微妙やな、宣長。
その話の中で、イザナギが最初に「先に女性が告白したのはまずかった」と言ってるのと、生まれた子が不完全なのを「まずかった」(不良と書いてフサワズと読んでる)と言ってるのは、同じ意味じゃないとか、タカマガハラに帰っておうかがいを立てたとき、そこの神々が、「そりゃ女性が先に告白したせいだよ」とかあっさり答えないで、わざわざ占いしてるから因果関係はタカマガハラにだって自明のものじゃなかったんだとか、細かくこだわってるのが、いろいろ面白い。
それから「ヒルコ」は不完全な子を示す一般名詞みたようなもので、神の名じゃないってことも言ってる。
まあ私の読み方、とことんいかげんなので、あんまり全面的に信用はしないでね。
昨日がんばって花を植えたのがたたったのか、今日は一日疲れてだらだら。特に胴体の回りが痛くて往生した。明日も残りの花を植えて、草取りもしたいのだけど、身体を痛めないように気をつけなくちゃならない(やめる気はないらしいな自分。笑)。
庭ではいいかげんに植えたアネモネが無事根づいたようで、新しく花が咲いてる。はかなそうに見えて案外タフな花なのね。うれしい。