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リュウノヒゲがイチジクに

いくら自分の国の首相がポンコツだからって言っても、毎日たたけばほこりの出る山ほどのネタでうんざりしながら悪口を書き込みながら暮らしているっていうのも、なんかしょうがなさすぎる気がするので、もう少し毎日の生活を楽しむ話を書くことにした。そうしたら、さっそくまたポンプの調子が悪くなって水が出ない。ネタには困らないとは言え、あんまりじゃないかね私の人生。

さて、そんなことはまだ起こっていない昨日のこと、母家の玄関前のリュウノヒゲが一応無事に生き延びているので、いつもの地元の産直にあるし、安いから少し補充しておこうかと、めったに行かない方向に出かけた。その前にナフコに寄って、バラの土と安物の苗をいくつか買った。

いつもはバラの土の袋を山ほど注文して配達を頼むのだが、今まで見なかった小さめの袋があって、これならちょこちょこ買いに来て、すぐ使う方がいいやと方針を変えて、車に二つほど積み込んだ。で、しばらくは朝は庭仕事にはげむかなと思っていたら、何とまああんなにいつもあったリュウノヒゲがないんだわさ。

それであきらめて帰ればいいのに、イチジクの木の鉢植えが三千円で売ってあるのに気がついた。前から何度かじわじわと、イチジクが庭にほしいなあと思っていたから我ながらヤバいと思っていたのが、思った通りになってしまって、結局今日配達してもらった。よりによって水が出ない日になあ。しかもこんな時いつも頼りのおなじみのポンプ屋さんは休日で不在ときている。たしか前に調子悪かったときも週末でお休みだったんだよな。ポンプめが。

幸い気のせいかもしれないが、じわじわと涼しくなっている気がする。気温はあいかわらずの高さで、雨もずっと降らなくて、世の中に雨というものがあることを忘れてしまいそうである。で、もう少ししたら、ポンプの蓋開けて、呼び水作戦試してみよう。

幸い、昨日からお風呂に入りそこねて、水になったお湯がたっぷり浴槽にはってあるのよ。これで何とかやりすごして、とにかく明日を待つとするか。

というわけで、へたってベッドに寝ていたが、そうもしていられないから、まだ日は高かったけど、お風呂の水をペットボトルにくんで持って行ってポンプのカバーを外した。これが少し前に新しいのに代えたとき、それまでとちがってネジでしっかり固定してくれてるもんだから、散らかった荷物の中からドライバーをさがして、ネジをはずして開けて、うろおぼえの給水口を開けようとしたら、しっかりしまっていて開かない。若い作業員が力をこめて締めたものが私に開けられるはずがない。

絶望しかけたが、ふと思いついてドライバーの棒をさしこんで回してみたら、あっさり開いた。それから二度ほど風呂場とを往復して水をあふれさせて、電源をつないだら、あっという間に復活して、水がじゃんじゃん出始めた。やったね。

炎天下でこの作業をして、まだばててひっくり返って、トランプ大統領がキューバを攻撃してるおかげで、復帰に一年近くかかったモイネロ投手がやっとホークスの試合に出場して、一応ちゃんと投げ、それで喜んだのでもあるまいが、ホークスは全員安打でホームランまで打ちまくり、大差で勝利するのをながめていた。それで五分か十分のにわか料理で夕食をすませ(でも、小松菜のゆでたのと、新鮮なトマトと鮭の大きな切れを焼いたのとで、けっこうおいしかったし、古米なのに白いご飯が甘くて美味でうっとりした)。

まだ明るかったので、復活したホースで水まきをすませ、これなら買って来た花の苗を植えてしまう時間もあるぞと思っていたら、草むらの中に私の大好きな、でかいクマゼミがあおむけにひっくり返ってもがいていた。起こしてやったけど、飛ぶ力はなさそうで、もしかしたら死にかけてるのかもしれない。
 家にもどって、きゅうりとなすびの切ったのと、砂糖水をしみこませたティッシュをかごに入れてそこに載せてやった。パソコンでAIの助けを借りながらやった処理なので、そうまちがってはいないはずだ。AIは「あなたの優しい心でセミは今、快適な状況にいます」と言ってるけど、ほんとかね。まあ、どっちみちこれ以外にはすることもないし、明日見て死んでいたら、キナモチの樹の下にでも埋めてやろう。あの樹にセミたちはよくとまっているから。

そんなことをしてる間に日はとっぷりと暮れまして、花の苗には水をやって、明日の朝植えることにしました。よって今夜は早めに寝ます。

なお、イチジクの木も植木屋さんが届けてくれた。頼んだら地植えもしてくれるそうで一安心。ついでに三万も出せば、その周囲の庭もきれいに片づけてくれるらしいけど、どうすっかな。

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カツジ猫