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大安吉日

私の手持ちのカレンダーのいくつかは、とてもおしゃれな花模様なのに、友引とか先負とかがまめに書きこんである。気にもしてないが、つい見ることは見る。

で、一昨日はアベ元首相が自民党の最大派閥の長になり、瀬戸内寂聴さんが亡くなるという、さすが仏滅にふさわしい日だった。

翌日の昨日は一応大安で、そこそこ陽射しもあり、私の庭仕事もまあまあ進んだ。上の家の門柱脇の一角が、木が茂りつくして荒れ果ててたのを、枝を切り払い地面を埋め尽くした蔓をはがしにはがして、他の場所とは色違いのグレーのレンガを敷きつめた。そうしてみると、ここは案外なほど広くて、ちょっとおしゃれなエントランスにはなった気がする。

まだもう少し、奥の方の木を切らなくてはならないので、横から攻めようと、これも広がったツツジを刈り込んでいたら、何といくつか花が咲いていた。避けて切ろうと思ったのに、結局花のついた枝を皆切ってしまって、もったいないから家の中の花びんにさした。明日はお客さんが来るので、久々に花屋に行ってまともな花をばっちり買うつもりでいたのだが、これですますことになるかもしれない(笑)。

ホロヴィッツの『カササギ殺人事件』文庫本二冊を、もっとちびちび読むつもりだったのに、つい読み上げてしまった。いろいろと楽しめた。作者(も、作中の作者も)はアガサ・クリスティーが好きで、いろいろと取りこんで楽しんでいる。さまざまな小道具や言葉遊びもなんだけど、最後の方でクラリッサ・パイに起こる心境の変化なんて、いかにもクリスティーっぽくて、思わずにっこりしてしまった。本当にクリスティーをわが物にしてるって感じがひしひし伝わって来た。

写真は、くだんのツツジです。春に満開になっているところ。源平ツツジなもんで、まず上の赤が咲いて、次に下から白が咲く。今は上からチョウセンアサガオに覆われたりして元気がなくなったので、思いきってちょっと刈り込もうとしてるとこなのです。

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カツジ猫