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暴挙っす

朝一番で郵便局に行って書き上げた年賀状を放り出し、その後、クリスマスのごちそうの後がシンク周辺に山積みになってたのを一気に洗って片づけて、冷蔵庫の中身を料理し、「砂と手」シリーズの第二冊「戦友」の原稿の最終校正にかかろうとしてつい、第三冊「皇女」の校正も始めてしまった。おかげで庭の手入れも片づけも正月準備もしないまま、あっという間に一日がすぎる。二冊同時の校正は、いくら何でも我ながら暴挙もはなはだしいと落ち込みながら、何とか仕上げて、装丁担当のデュナミスライフさんに送った。

その合間の気晴らしにネットやニュースをチラ見していたら、いやはやもう、裏金議員は起訴されないわ、各界の要職のかたがたの不倫や性犯罪はますますエスカレートしてるわ、ひいては中居正広や西武の源田選手まで、げんなりするようなゴシップが報道されるわ、まったくもうどうなっているんだか。というか、どうなっていたんだか。こうしたことの数々がまったく知られないままで芸能界も政界も運営されてたのかと思うと、童話でタヌキが乗せられた泥舟で航海してたような気分になるわ。

コミックの「忘却バッテリー」にはまってるという話は前にもしたが、DVDもコミックも発売がまだまだ先なので、ついネットの二次創作などまで読みはじめちゃったりしている。作者も読者もきっとまるで意識はしてないだろうが、そこで登場する性愛場面のモラルがまっとうで立派なのには、いつの間にこの分野はこんなに成長成熟したのだと、舌をまいて頭が下がる。その世界の感覚と、この現実社会の落差とがめまいがするほどだけれども、考えてみれば、そういう健全でまっとうな感覚が育って来てるからこそ、これまで黙殺されてきた数々のことが暴露されはじめたということなのかもしれない。

まあそのへんのことは、また明日にでもゆっくり書きます。お鏡餅とか飾れる時間の余裕があればってことだけど。

写真は荒れた庭にけなげに咲いたサザンカの花。いっぱい咲いたのをつんで来て、あちこちに飾りました。まだつぼみもたくさんついてるので、これからが楽しみです。

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カツジ猫