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松田宣浩選手についておまけ

ゆうべ、11時すぎてから、そう言えばプロ野球のパ・リーグのCS進出は1・5だか0・5だかの試合差で3チームが争っていたのを思い出し、結果はどうなったんだろうとネットをのぞいて見たら、ホークスと楽天が延長12回の血で血を洗うような争いをしていて、夜中近くにまあもう何をやってるんだとのけぞりながら、結局つい引き分けになってホークスのCS進出が決まるまで、ぼけっと見てしまった。明日のロッテと楽天の最後の椅子取り合戦も、この分では見てしまいそうだ。やれやれ。

プロ野球の話題ついでに、先日書いた松田宣浩選手についての記事の、しょうもないおまけ。彼がWBCのプレミアで、坂本選手のグローブをせっせと冷凍庫で冷やしてやってた件私のリンクした画像では下のコメントが読めないのじゃないかと思うから、つけ加えると、私がすっかり感心したのは、そのコメントのかなり多くが、松田選手がグローブを運んでいるのが、楽しそうとかほほえましいとか面白いとか言って笑っている内容で、若手にそういうサービスをさせないで、大先輩のベテランがそれをやることによって、どれだけチームの雰囲気が救われるか、どれだけ若手の気持ちをはげますか、などという教育的道徳的倫理的な面からの評価や賞賛があまり目立たないことだった。

つまり松田選手は、たとえば同級生や同僚の女性がお茶くみや給仕をするのを当然のように、研究会でも研修旅行でも民主的な会合でさえも、黙認して平然としらっと自席にのさばっていた男性たちを、ぶっ殺したく思い続けて生きてきた私のような人間からすると、涙が出そうな行為を堂々としていながら、それをかなりの人に「楽しそう~、愉快な人~」と思わせてるわけで、これはもう、すごいとも何とも言いようがない。

まあもちろん、彼は本当にただ楽しんでいたのかもしれないし、女性だけがお茶をつぐ方は、別に気にしなかったかもしれないが、それでも、その肌にしみついた精神が「同じチームのメンバーで、弱い立場の若手だけがそれをするのが当然になっているのって、どうもよくない」とどこかで感じさせるアンテナがあるのじゃないかと思うのだ。それを私のようなことさらな意識もないままに、やってしまい、周囲に罪の意識も何も感じさせないのが、とてもかなわないと思わせるのだ。いや実際、私がこんなことを書くことで、彼の行動や発想を傷つけてしまいはしないかと申し訳なく思うほどだ。

もうひとつは、まったく死ぬほどくだらないこと。なぜか松田選手にだけはホームランやタイムリーを打たれて、「四球を出したらもう勝ちにひとしい」とまで言われていた十亀投手が、一度だけ全打席で松田選手を抑えた試合があって、それは、もちろんたまたまだろうが、「世界カメの日」という日だったということだ(笑)。誰かがこれに気づいて投稿したとき、ネットではしばらく笑いが絶えない感じで盛り上がっていたっけ。

ところで私は今日、ホークスと楽天の試合をまるで笑えないほど、ドタバタの時間を過ごした。たまった手紙を一気に書いて、ついでに送りたかった本もゆうパックで荷造りして、のんびりだらだらポストに出しに行ったら、絶対制限の3センチ以下の厚さのはずなのに、ポストの口に入らない!

ここからが私ってバカだから、どっかに少しは口の大きなポストはないかと、あちこちのコンビニやポストをさがして回り、とうとう、しゃにむに無理矢理にいくつかは押し込んだが、一番厚いひとつはどうしてもだめで、ついに閉店まぎわの宅急便のヤマトにかけこんで配達を頼んだ。くうう、ゆうパックの値段が一個無駄になった。押し込んだやつも、無事に届くんだろうか。本が曲がるか封筒の宛名がはがれるか、ろくなことにはなってない気がする。

そんなこんなで、もちろん家の中はまったく片づいてない。明日はお客さんが来るというのに。しかも、今夜は食事は手抜きですませようと、ちょっと高いお寿司のパックと、つい食べたくなったパスタのパックを買っていたのに、ポストめぐりで疲れ果て、そのままファミレスでボーク定食を食べてしまい、帰って買い物袋を開けたら、パスタのパックが開きかけていて、ぞっとした。もうひとつまちがったら、バッグの中にパスタが散乱するところだった。とりあえず冷蔵庫につっこんだが、寿司もパスタも明日中に食べなきゃならないし、どうなることやら。しかも、うっかりラジオをつけたら日本とアルゼンチンのラグビーの中継で、ついまたぼけっと最後まで聞いてしまう。

波乱万丈の無駄だらけのこんな一日を過ごして、ばた狂って夜を迎えると、何だか自分の一生もこんな風に終わりそうな予感がしてならない。何もかも中途半端で強引で、予定が狂って行き当たりばったりで。しかも私、それをそんなにいやがらないで、どっかで楽しみながら最後まで飛び回っていそうな。

今日は一日、おだやかに雨が降って、庭の花たちもくつろいでいそうだ。私は千日紅って、これまで植えたことがなかったのだが、この花の真紅のやつは、ひょろひょろ伸びて、庭にリズムをつけてくれて、なかなかに見た目を楽しませてくれる。来年から定連にしてやるかな。庭造りに役立ちそうだ。

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カツジ猫