虎の縞は洗っても落ちない
タイトルは映画「フロント・ページ」に出てくる、私の大好きなセリフ。ウォルター・マッソーが言うんだよねたしか。この映画ではまだ若くて初々しいヒロイン、スーザン・サランドンが、今もトランプ大統領やネタニヤフ首相と対決して戦っているのが、たのもしくも、嬉しい。
猫のカツジの命日に飾った、紫っぽいカーネーションは、もう一週間近いというのに、いやにきれいに咲きつづけている。

大相撲もプロ野球も次々に終わってしまいそうで、時間つぶしに見るものがない。先日のホークスの中村晃選手の引退試合は、妙に迫力があって、ついずっと見てしまった。私は中村選手の全盛期は知らないのだが、去年のシーズンで、代打やスタメンの何をやってもちゃんと対応してるのには、素人目にも大変な能力と思ったし、彼がいなかったら多分優勝はなかったのではないかと実感していた。あと、しょうもないことでは、ホークスの選手たちが香水作りをしてたとき、その関連の話題で、タクシーの運転手さんが、「今まで乗せた選手の中で一番いい香りがしていたのは中村選手だった」と言っていたのも覚えている。
引退試合では選手たちが皆活躍していたが、最後のクローザーにジャイアンツから移籍して間もない伊藤優輔投手が登場したのはちょっと笑えた。彼はけっこう打たれて点をとられそうになるのに、毎回抑えて結局無傷で帰ってくるので、いつの間にかファンの間で、「いと湯」とか呼ばれて、変な人気が出ている。ランナーを出さなくては面白くないとまで言われるようになって来て、「心に余裕ができて楽しめる」と感謝されたりしている。ご本人が知っているのかどうかはわからない。
昨日はそれでも、とうとう二点ほど取られて、点差があったせいもあって、ファンはそれでも面白がっていた。しかも最後にショートライナーかなんかで川瀬選手から中村選手に送球されて、最後のボールは中村選手のグラブにおさまるという最高の結果になって、ファンはやんやの喝采だった。偶然にしてもできすぎていて、「いと湯」は最高のエンターテイナーだとほめられていた。まあ、別れの涙だけではなく、こういう明るさもまじえて終わるのは悪くないんじゃなかろうか。
そのあとも試合が少ないので、退屈しのぎに、いろんな選手の記事をパ・リーグテレビであさっていたら、栗原選手の高校時代の話があった。すごい才能で回りからずばぬけていて、キャプテンもしていたのだけど、自分のことだけに熱中してチームで浮いてしまい、結局キャプテンもやめさせられ、涙ながらに皆の前で反省し、またキャプテンになったとか何とか。この話が本当とすれば、基本的には今もあんまり変わってないんじゃないかと、おかしくてしょうがなかった。
彼が選手会長になるのを、さんざんしぶって、やっと引き受けたというのも聞いていたけど、それを説得をして引き受けさせた周東選手は、この過去のことをどれだけ知っていたんだろう。まあ、この話を知らなくても、何となくそういうキャラだというのはわかっていたのかもしれないし、それでも、それだからこそ、選手会長になっといた方がいいぐらいのことは考えていたのかもしれないが。そこは自分が補佐するしかないぐらいのことは覚悟していたのかもしれないが。
現在周東選手は休養していて試合には出ていない。庄子選手など新人が地位をおびやかすのを心配してるんじゃないかという人もいる。でも超無責任な推測をすると、そんなことより栗原選手がちゃんと選手会長をつとめて優勝をしたということに、安心してる気持ちの方が大きいんじゃなかろうか。もっとも優勝後のビールかけのあいさつでの栗原選手会長のあいさつには、「自分のことばっかりでチームのことは何も言ってない。採点するなら二十点」と言ってたし、まあそれは私も同感だが(笑)。でも小久保監督も、PayPayドーム最後のスピーチでは、その栗原選手のあいさつをおちょくって、大いに受けてたし、まあ栗原選手の役割というか扱い方も、皆が会得しつつあるようだから、多分これでいいのだろう(笑)。