虫の知らせか
足の調子はだいぶよくなったが、いまいちで、へたれながら帰って来た。特にこれと言って何もしない一日というのもしゃくなので、家に入る前に、庭の隅に積んでいた土袋の中から、接ぎ木用の一袋をひっぱり出して、先月亡くなった猫のカツジを埋めたあとの墓の土が少しくぼんで来ていた上に、広げて積んでやった。周囲に比べて白っぽく、ちょっといい感じだと満足して家に入ってすぐ、チャイムが鳴って、郵便局からお届け物。かねてカツジの墓の上に置こうかと思って注文していた、庭石用のタイルだった。直前に突然砂を敷く気になったのは、虫の知らせってやつだろうか(笑)。
よしよしと思って、食事をしながら、封を切って、中のタイルをひっぱり出した。予想通りに厚くてどっしりしていて、予想以上に何だかキラッキラしていた。もう暗かったが、お墓の上に持って行って載せてみた。なかなかどうして、悪くなかった。夜だからいまいちわかりにくいかもしれませんが、ごらん下さい。

まあまたもうちょっと周囲に草など植えたりして、あたりを整えますけれど、さしあたりはこんなものかな。コンポストとの間に、何か植えておこうかとか考えています。


正面右奥に見える踏み台の上に、カツジはよく座って私の帰りを待っていたり、庭に出て仕事をするのを見守ったりしていました。私が上の家で仕事をしていると、気にくわないのか、にゃあにゃあ呼んだりしました。それを思い出すとなかなかこの踏み台も位置を変える気にはなりそうもない。
この写真は位置はちがいますが、まあこんな感じでしたね。踏み台は同じのがあっちこっちに、いくつもあったもんで。それにしても、これは何だかきげんの悪い顔ですね。何がいったいお気にめさなかったものやら。
そして、この足先というか、つま先の模様が私は妙にむやみに好きだったんですよねえ。何度見ても。いつ見ても。
