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運がいいっちゃ、運がいい

今日はたまたま行きつけのお店がどこも定休日なもんで、雨も降ってるし家でゆっくりだらだらしてる。お節句の飾りつけは何とかまあ、落ち着いたかな、こんなところで。

庭では去年は鳴かず飛ばずだったラベンダーが、つぼみをつけてる。椿の方は去年買ってきて植えた小さな苗木が、いっぱいに花を咲かせた。えー、こんな優しい色だったんだ。このへん草取りがまだなんで、ちょっとお見苦しいんですけど。

昨日「グラディエーター」をまた見て来ました。映画館ではこれで当分見納めだろうなあ。迷ったけれど「午前十時の映画祭」のパンフレット買って、初めて気づいたけど、今年のこの催しの最後の作品だったのね。何という幸運。
パンフレットには、悪役のコモドウス(名演技でした)を演じたホアキン・フェニックスが入れ込みすぎて、格闘の場面では本気でなぐってくれと主役のラッセル・クロウに頼み込み、困ったラッセルは皇帝役のリチャード・ハリスに相談して、酒豪のハリスが「酔っ払わせちまえ」とアドバイス、三人でビールをがぶ飲みしてホアキンはリラックスして撮影に臨めたという、これまで知らなかったエピソードが紹介されていて笑った。リチャード・ハリス、好きだったなあ。彼が最後までダンブルドア校長先生演じてくれたら、ハリー・ポッターのシリーズ、もっともっと夢中になれたのに。

ホアキンが演じた皇帝が、どこやらアベに共通するとずっと思っていたので、当時書いた「コモドウス論」を読んでみた。例によって自分で書いといてあらかた忘れていたが、特に前半の分析は、まったくアベと重なるところが多かった。人の痛みをまったくわからず、常に自分に酔っている、絶対に人の上に立たせてはいけない人間。

後半は当時の私の最底辺まで落ちこんでいた気分が充満していて、あらためて読むと本当にあの時の私の精神状態って、危なかったな。よくも気が狂わなかったと思うぐらい追い詰められていたのかもしれない。
自分に変にまつわって、つきまとうコモドゥスもどきヘイゼルもどきを何とか憎まないでいようと苦労していた、当時の自分がよみがえる。この怒りが結局最近の「情けあるおのこ」で取り上げた問題にもつながっているなあと思うけど、ただ、今は現実には、このタイプの人間は私の回りには一応いなくなってるので、気分はかなり楽になってる。

あのタイプの人間と最後につきあったのはいつだったかと思うけど、もしかしたら、「いたさかランド」を作る前に職場のホームページの掲示板で、時々やりとりしていた中の、ネトウヨっぽい多分女性だったかなと思う。ものすごくもって回った手のこんだ反論をする人で、もしかしたら相当時間をかけて書いたりしていたのかもしれない。相当、自分の文章や知識に自信がある人なのだろうという気もした。しかし、そんな自覚大物が、何で私の掲示板などに執着し張りついているのかは謎だった。どうやら、言いたいことの主張とか説得とかより、ただ私に関心があって認められたいだけなんじゃないかと感じたとき、おぞましさに吐き気がした。どうなったか覚えてもいないが、いつからか縁は切れた。どうやら、あれが最後だな。ありがたいことに。

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カツジ猫