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頭がふわふわ

原田前環境相が「放射能の汚染水は海に流すしかない」と記者会見で言って、「記者団は少し騒ぎになりました。しかし私はこれでいずれは世の中が変わる、という不思議な自信も付いてきました」とフェイスブックかなんかに投稿し、「誰かが言わなければならないことだから、自分が捨て石になる」とも言ってるらしい。大腸菌のうよつく海でオリンピックの水泳選手を泳がそうとしてるぐらいだから、驚くほどのことではないかもしれないが、やっぱり驚く。これは「しんぶん赤旗」の記事だが、こんな狂気の沙汰の世迷い言に「開き直り」なんて、かわいい言葉を使っちゃいかんだろ。

そして、まあ記者団は「少しでも」騒いだのかよと、ほっとしている私のマスメディアへの期待度も、もう低下の一途をたどりすぎだよな。

首相はあいかわらず、被災地そっちのけで、だらだらしてるらしいし、もうこいつら皆、放射能の汚染水流した海で泳がせろよ。

夜に寝るときつけていたランプの電球が切れたので、LED電球を買って来てつけたら、明るすぎて寝付きが悪い。ちょうど上の家の玄関につるしていた、ひょうたんの明かりの電球が切れたので、そっちにLEDを移して、新しいのを買って来た。けっこう明るいようなのだが、これだとそんなにまぶしくない。
実は、ちょうどハロウィンなので、毎年飾るかぼちゃランプでしばらくしのごうかと思ったのだが、これは豆電球すぎて、さすがに暗くてあたりが見えなさすぎるので、あきらめた。いやー、いろいろ微妙だよな、明るさって。

「紀行右よし野」のカードをやっととり終わった、忘れない内にメモとしてでもまとめておきたい。この紀行、軍記物や芭蕉の記事もそこそこあるし、いろんなエピソードも楽しいのだが、各地の名産、名物をやたらと書き残してるのがいい。現地の人に見せたくなる。そして、有名な日坂のわらび餅が、とてもまずいとか、思いがけない感想を書いているのも笑える。

少し前に買った「荻昌弘の試写室」の映画紹介みたいな感じで、あっさり短めに紹介して行けたらいいな。私のできる、私にしかできない仕事って、もうそういうことじゃないか、それが一番効率的なんじゃないかと思えて来た。本格的論文も書きたくはあるけど、それは私の後の人でもきっと書ける人はいるんだから。私にしかできないことをやらなくちゃ。

本当はもっと前にカードとりは終わるはずだったのよね。でもつい、写真の現像を待つ間に本屋に入ったら、「猫つき平屋でひとやすみ」とかコミックやライトノベルやしょうもない本ばかり7000円ほど買いこんでしまって、それを気晴らしに読んでたら、軽すぎ甘過ぎで頭がふわふわになった。いや、悪くはないんだけどさ、不愉快なことは何も書いてないし、いやな後味も残らないし、でも、こういうのって癒やされたっていうのかあ? 別の意味で妙にぐたっとなった。

何せ、猫にも田舎の家にも喜び以上の苦労を味わいつづけた身としては、まあ映画でも小説でもドキュメンタリでも皆そうだが、そんなきれいで手のかからない田舎家も猫もいるわけないだろうと思うわけだけど、もうここまで都合よく美化されるとそんなのどうせわかった上で書いてるのだし、確信犯だし、まあこれぐらいほんわかふんわりしてないと、救われないぐらい皆過酷な状況生きてるのかもしれんなあと思ってしまいもするわけで。中途半端にリアルにするより、ここまでやったら腹も立たんわという気にもなった。

さて、先日うっかり安売りで買い込んだ人参の山でも料理するとするか。

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カツジ猫