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いかがでしょ

ゆうべはぐっすり寝てしまって、獅子座の流星群は見逃したのですが、かわりに夜明け前の室内の、光と影の織りなす映像はいかがでしょうか。

私の机の横は、窓辺にクリスマスグッズをディスプレイしている、小さなクロゼットで、夜はカーテンで仕切ってあります。

ところが、まだ暗い内に起きて、そのクロゼットの前に行くと、窓の向こうの街灯からの光で、そのカーテンに窓辺のクリスマスツリーやライトのかたちが、こんな影になって浮かび上がっていたりします。毎回うっとり見ちゃうので、写真に撮れないかなとやってみたら、まあまあ行けました。

ついでに、こちらも。ちょっと色合いが恐いんですけどね。ハロウィンが終わったとき、窓辺に出しておいた、かぼちゃのライトの電池がもうすぐ切れそうだったので、なくなるまで常夜灯にしとこうと、プリンターの上に置いといたら、よっぽど電力を消費しないのか、細々とだけど、ずっとついてる(映像処理したこの写真だと、不気味にあかあか灯ってますが、実際にはすごくかすかな光です)。このままクリスマスを過ぎて、年も越したら、それも何だかめでたいか。

ちなみに、この窓辺のツリーは、去年、田舎の家で親切な方が親切なお気持ちで、私の書庫にあった貴重な資料をがっさり捨ててしまわれて、私を廃人同様にしたとき、まだまだ捨てる予定でいろんなものが押し込まれていたのを、やっとこさ途中でとめたダンボールのひとつに、むぞうさにゴミとして突っこんでありました。長いおつきあいのお店で買った、素朴でおしゃれで、私が大好きで大切にしていたクリスマスグッズのひとつだったのに。

他にもそうやって処分されたものが、きっといっぱいあるんでしょうが、かろうじて救ったこのツリーを、ひときわ大事に華やかに窓辺に飾ってしまう私の心には、やはりある悲しみやら贖罪やら祈りやら燃える思いやら、その他いろんなものを浄化して透明にして昇華したいという思いもあるのかもしれません。

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カツジ猫