季節外れの放生会
いかに何でももう明日は、死ぬ気で母屋を片づけなければ、亡くなった猫たちにもあきれられるだろう。下の家だって、まだまだ見られたもんじゃないし、ちょっと油断したら郵便物や書類が山積みになる。
そんなこと言いながら、今日はこの前見つけた母の古いノートを入れる袋を買いに行った。スーパーの中に最近できた雑貨店にこまごました手作りグッズみたいなのがわんさとあって、「ごめんね、このノートが入るかどうか試させて下さい」とお店の人に頼んで快くOKしてもらい、物色していい感じのぴったりサイズのものを二つ見つけて、安かったのでどちらも買ってしまった。どっちに入れるか迷ったけれど、防水のことを考えて、ビニール製のものの方にした。

そのあと、なじみのお店に行って母のノートを見せびらかした。貼り付けてある私の幼時の落書きで、母が途中で面倒になったか、そのままはさんでいたのを、私が糊で貼ろうかと思っていたが、お店の人が、そのままの方がいいと力説するので、袋もできたし、そのままにすることにした。
あと山のように出て来たはがきの山を消化すべく、皆に手紙を、というか、手紙の返事も書きまくらなくては。
などと、しょうもないことにかまけて、だらだらしてて、食事のあとの食器をシンクの横に水をはっておいたままにしていた。昼食の準備をしに行って、それを洗おうと思ったら、水の中に小さなハエトリグモが浮かんでいた。わりと最近、家のあちこちで見かけるのだが、そのたびに、この家に食べ物や獲物なんてあるのかしら、ゴキブリ用の餌でも食べてあえない最期をとげてるんじゃないかしらなどと心配になっていた。つかまえて外に放り出したりもするのだが、ぴょんこぴょんこ飛び回るし、そうそうあっさりつかまってもくれない。
食べ物がないから水を飲みに来て溺死したのかと、そぞろ哀れになり、すくってみたら、まだ生きていて、元気に動いた。やれやれとそのまま庭に逃がしてやった。そのついでにバラの枯れたのを剪定とかしていたら、カツジ猫の遊び場に作っていた庭の金網小屋の中で何だかバサバサ音がする。
どうやら朝の水まきのあと、私が戸をあけっぱなしにしておいたので、鳥が迷い込んで出られなくなったらしい。四方の金網にぶつかりまくって、あせっている。眺めてみたら、見たことのない鳥で名前もわからなかった。そこそこ大きく、鳩より少し小さいぐらい。
気の毒だから写真を撮る時間も惜しんで、あけはなしの戸をさらに大きく開けてみたが、なかなかそこに飛んで行かない。よっぽど暇なら閉じ込めて庭で飼ってもよかったが、そんな時間もありそうにないから、開いた戸の網に植木鉢をつるして目立つようにしておいたら、しばらくして飛び出せたようで、横庭にいて、どこかに飛んで行った。
数日前から前庭の大きなキナモチの木に、似た鳥が一羽よく来て、鳴いたり飛び回ったりしていたので、住み着いてくれるといいのにと思っていたのだが、もしかしたら、その同じ鳥で、閉じ込められてこりたのか、それ以後姿も見せず声もしない。ちょっと残念だ。
昨日はまた天気予報で雨が降るかもしれないといい、ずっとあいまいな空模様だった。このごろ私は、でれでれしている一方で、天候であれ人であれ動物であれ、期待するのも時間が惜しいと思ったら、こっちがイラつく前にとっとと見限り相手にしないことにしている。なので、今にも雨が降りそうだったが、知るかと思ってたっぷり水まきをしてやったら、果たして一日雨は一滴も降らなかった。ざま見やがれ(笑)。
しんぶん赤旗が連載していた「お茶しようぜ」の小説が、無事に終わった。そのことも書きたいのだが、今日のところはここまでに。早く寝ないと、明日は片づけの勝負の日である。やるぞー!と、自分に景気をつけてみる。