映画「放射能廃棄物」2-映画「放射能廃棄物」感想

◇被災地の人や生き物のこと、貧しい人や高齢者や母親のこと、そんな人たちの痛みや寒さや苦しみや、考えてみたら恐くて絶対できないことを、いともあっさり、ばさばさ決めてく、その勇気と無神経とに私はつくづく理解不能と思ってたけど、それどころじゃないよねー、この映画に登場する経営者の「信頼が第一です」は。何十万年先の人類の運命まで、責任持つ(=持たない)自信だよ。すごすぎる。

このすごすぎるスケールの無神経さと鈍感さを見て、私は逆にもっとスケールの小さい、今の政治家や経営者の感覚もわかっちゃった。少なくとも、その根底にある感覚が。

「お上を信用して、すべてまかせろ」なのね、早い話が。まあそうやって、お上を信じた結果がどうなるかってのを、とことん見せてくれるのが、また、この映画でもあるんだけどね。
人が10人や100人や1000人ぐらい死んだって、どうでもいいんですよ、この人たちの感覚では。それは、国のためや、社会のためや、むろん未来のためですらない。そうだったら、まだ恐いから、まちがわないように対話も討論もしますよ。
結局は、自分の地位とメンツとプライドなのね。それも、ちっぽけな地位と、チンケなメンツと、お粗末なプライドのね。

一見、ほんとの自信があって、責任持つ人に見えるから、しんどいこと考えたり、やなことしたり、生きてくことに手間ヒマかけるのがきらいな回りは、「じゃあ」って、おまかせしてしまう。
上に立つ人は、ほんとは「まかせないで下さい、考えて下さい」と国民や民衆に訴えなければいけないのに。

ええと、この感想まだ終わらないんだけど、時間がないので、次はいつになるかわかりません♪

◇でもって、DVDのレンタルショップでは、「プルーフ・オブ・ボディ」の続きや、「グッド・ワイフ」の新シリーズが並んでいて、もう見るものが多くて、忙しいったらないのよねー。仕事もいろいろ、せっぱつまってるってのにさ。

◇キャラママさん。
カツジ猫くん、そこがかわいいんじゃないですかー!(笑)
私からと言って、彼におさしみとキスを与えてあげて下さい。

Twitter Facebook
カツジ猫