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2024年度後期集中講義用掲示板

「本朝廿不孝」あらすじ 

本当に骨だけのあらすじです。実際には無駄話みたいな前置きが長かったりして、それがまたなかなか面白い。興味がわいたら、ぜひ読んでみて下さい。小学館の古典文学全集に現代語訳がついています。全部で五巻、各四話ずつ。この時代の習慣で、最後の話だけはハッピーエンドになっています。

1-1 親が死んだら倍にして返す「死一倍」という罰当たりもいいとこの借金(しかしこれって今の死亡保険みたいなもん?)をした男はどうなったか?

1-2 貧しい家の長男の、ものすごい親不孝ぶり。暴力はふるうわ金は奪うわ、結局一家を皆殺しにしてしまう。

1-3 美人の娘が親も自分も自慢で幸せだったが、結婚しても相手に不満で次から次へと離婚再婚をくりかえし、だんだん器量も衰えて来て…。

1-4 親が大事にしていた息子が結婚直前にゲームにはまって、はずみで出家し行方不明になり、家は滅びて本人もぱっとしない人生を送る。

2-1 大泥棒石川五右衛門の親の話と、五右衛門の最期(子どもと一緒に釜ゆでにされた)。

2-2 幼い娘にすすめられて、出家の僧を殺して金を奪った両親と、美しく成長した後も悪の限りをつくした娘の末路。

2-3 親の反対を押し切って船乗りになった男は、船が難破して漂流し、恐ろしい国で生きながら油を絞られて、地獄の責め苦を味わう。

2-4 親の遺言状を信じられずに長男を責めて自害させた弟たちは、長男の妻に仇をとられて、全員が死ぬ。

3-1 美しい姉妹四人が、結婚後の出産で次々に死に、最後の末娘は山賊となる。(授業で原文の資料を紹介したやつ)

3-2 堅実な暮らしをしていた港町の豊かな商家は、息子の博打好きで、次第に貧乏になり、両親は貧窮の中に自害する。亡骸さえも盗賊に奪われた。

3-3 山奥で漆のかたまりを発見した男は大儲けして金持ちになるが、両親につらくあたり、漆を人に取られないための脅しに作っておいた龍があるときから本物になり息子とともに殺される。漆の盗み取りの罪で財産も没収され、親も妻もみじめな人生を送る。

3-4 親を亡くしてひっそり暮らしている美人でもない娘と、要領のいい口のうまい金持ちの男が結婚し、子どもも生まれた。夫の不信心に妻は悲しむが、子どものために耐えていた。子どもは油が好きで飲む奇癖があり、五歳になった時、父は油売りを殺して財産を得たことを皆の前で暴露する。男は妻を殺して自害し、子どもはどこかへ行ってしまった。

4-1 悪友二人が贅沢をして家も衰え家族も不幸になり、とうとう二人で故郷を捨てて物乞いをして暮らす。同情を得ようと、それぞれホームレスの老人をひきとって、その世話をしているからと世間の人に施しを受ける。一人は老人をこきつかうが、もう一人は親のように大切にし、それが二人の運命を分けた。

4-2 豊かな船問屋の若夫婦は仲がよく、姑は気立てが良くユーモラスで奉公人にとても人気があった。妻はそれを嫉妬して家出してしまい、嫁いびりをしていたのではと噂されて姑は半ば自死のように病死してしまう。夫婦は気にせず喜んで幸せを満喫していたが、やがて姑の書き置きが見つかって、人々の批判は若夫婦に向かい、二人は結局自害する。

4-3 ともに再婚で夫婦になった二人は、前妻の残した男の子をかわいがって育てた。美少年になったこの子は悪人で、優しい母親の正しい忠告がうるさくて、母が自分に言い寄ると父に告げ口し、父をだまして母を離縁させる。母は嘆きつつ尼になったが、その後真実が知られて息子は家を出て他国に行こうとする途中で変死する。

4-4 貧しい暮らしの中にも美しく育った兄弟がいた。父に続いて母も亡くなり、嘆き悲しんでいた夜に、母の幽霊が庭先に現れた。兄は涙ながらに成仏を願い、弟は勇ましく弓で幽霊を射たら、その正体は近隣を悩ませていた大狸だった。人々は弟の勇気をたたえたが、お上は彼を追放し、母の姿に手を合わせて涙した兄を武士に取り立てた。

5-1 福岡が舞台。父親が亡くなった後、船乗りの息子と娘婿の留守が長引き、生活に困った母は、家の窮状を気にもせず着飾って盆踊りの支度に浮かれる娘に怒り、優しい嫁に救われる。帰宅後それを聞いた息子は妹を追い出し、娘婿には新しい妻をめとった。

5-2 酒好きな仲間の飲み比べは徐々にエスカレート、その一人は母のいさめもかえりみず、飲み続けて暮らし、母が嘆きのなかに死んだことさえ知らずに後で嘆いたが遅かった。

5-3 力自慢の男がいて、相撲に夢中になり、両親がとめるのも聞かず、嫁をめとっても相手にせず、修行にはげんで立派な力士になった。しかしある時に山里で相撲大会をしたとき、地元の男に投げ飛ばされて大怪我をして回復せず、寝たきりになって両親に介護される生活になった。

5-4 才気はあったがいいかげんで親不孝な若者が家を追い出され、何も持たずに江戸に来て、大根の行商をして暮らしていた。元は身分が高そうでプライドも高い夫婦と息子の美少年の一家が貧窮にあえいでいるのを助けている内、両親は死んでしまった。葬儀の世話をしていると、少年の実の親の立派な武士が訪れて、少年を引き取り、若者には大金をくれた。若者は少年と将来を約束して別れ、その金で店を出して大金持ちになり、立派な人間になって末永く幸せに生きた。

以上です。
 プリントでの配布はしないので、こちらで読むようにして下さい。(11月17日)

「古事記」の文庫本など

「古事記」または日本神話について「読みたくなった」と言ってる人も多いですが、薄くて安い、ちゃんとした文庫本も、そこそこあるから、探して下さい。大抵の本屋さんには、何かあります。これとか、これとか。「古事記 文庫本」で検索したら、どさどさ出て来ます。どれもそんなに悪くはない。一冊持ってて、損はないです。

型破りなのでは、町田康「口訳 古事記」という本もあります。一部はコミカライズされていて、ネットでも読めます。

11月9日補充(4)

「小宰相」「範頼」「オオクニヌシの兄たち」「源氏物語の読まれ方」など、資料集め系レポートに取り組んでいる人へ。

1)そもそもなかなか記事が見つからないで、クサってるかもしれませんが、めげないで下さい。そういうものです。ネットや図書館で、山のように本やスレッドがあっても、こちらが求めるものは、まるで見つからないというのが、専門の研究では普通です。たやすく手に入る情報は、「世間の常識」にすぎません
 「これなら」と思って調べた本に求める記事がなかったら、「ここにはなかった」ということも書いて下さい。「ない」と確認して記録を残すのも、大切なことです

2)いくつ見ても、同じような記述しか見つからなくても、がっかりしないで下さい。似たような説明も、皆書き並べて下さい。
 大学の授業で「あーでもないこーでもない」という話を聞いていると、「いろんな説の紹介はいいから、正解の結論を早く聞かせろ、コスパが悪い」と感じる人もいるかもしれません。
 しかし、大学に入って学ぶ以上、最初に確認しておいてほしいことは、実は高校までに習ったことや、新聞テレビが伝えることのように、「わかりやすい正解」は、この世には実はほとんどないということです。授業でも言いましたが「人を殺してはいけない」ということでさえ、戦争、正当防衛、死刑制度、安楽死、中絶など、厳密には結論が出ていません。「地球は丸い」「源氏物語は名作」「西鶴は好色一代男を書いた」など、文系理系関係なく、あらゆることのほとんどは、まだ結論が出ていなくて、賛否両論があって、それではあまりに不便だから、とりあえず、今わかっていることだけで、妥協してまとめておこうとしているだけです。そういうさしあたりの結論を、子どもや素人向きに決めているだけです。専門の勉強をするということは、その事実と向き合い、それを肌で知ることです。
 つまり、あらゆる本や、あらゆる講義で書かれること、語られることは、実はどれも一致していないし、どれが正解かはわかりません。似ているようでも、そのちがいを見てとり、まったく同じなら、それも確認して記録しておく必要があります。
 警察も教師も教祖も教科書も両親も新聞もテレビも同じことを考えて、言い方はいろいろでも正しい一つのことを言っていると思っているのは楽だし幸せでしょうが、そんなことはあり得ません。皆、ちがうことを考えて、ちがうことを信じていて、ちがうことを言っています。比べて、選ぶ。ちがいを知る。そのことが生きて行く上で必要です。
 農業やサービス業や建築業や家事やその他(つまり農家や大工や寿司屋や介護などなど)、現実に社会で生活している人は、体験からそれを学べます。しかし、大学で知識を学ぶことを選んだ皆さんは、読んだり書いたり考えたりすることで、それに匹敵する能力を養わなくてはなりません。
 ということで、その基礎となる練習として、「ひとつのことについて書かれた、一見似たような記述を限りなく探して集めて見比べてみる」ということは欠かせません。
 その上で、他の資料や情報も集めて比べて、どれが正しいか結論を出す、というのは、まだ今回のレポートでは求めません。もちろん、そこまでやりたい人は、やってもらっていいけれど、それがなくても、「優」は取れます。
 わからなかったら、またメールで質問して下さい。授業でもまた話しますが、二週間間が空くので、その間にレポートの準備をしようとしている人には、早めに何とか伝えておきたくて書きました。(11月13日)

11月9日補充(3)

小レポートから。日本神話について知っていること、どこでそれを知ったかなど。

知っていること

イザナギ、イザナミの国生み

アマテラス、天岩戸

スサノオとヤマタノオロチ、雲南市須賀神社

オオクニヌシと因幡の白兎

八百万の神

タケミナカタの末裔諏訪頼重

火の神の誕生と死

イザナギのヨモツクニ行きと禊ぎ、逃げる途中のタケノコ

イワナガヒメとコノハナサクヤ

天津甕星(アマツミカホシ)、星の神(日本書紀六、神代第九段)

何で知ったか

高千穂への家族旅行、本、絵本、童話、幼稚園の劇、小学校での読み聞かせ、倫理の授業、母の話、アニメ、紙芝居、「鬼灯の冷徹」、吹奏楽の演奏「斐伊川に流るるクシナダヒメの涙」、古事記、日本書紀、黄表紙「忠臣蔵即席料理」、鳥取県大神山神社、地元出身の「大黒様」の作曲家、畠中恵「ちんぷんかん」、ゲーム、曲(ボーカロイド)、体育祭の創作ダンス、

おまけ

ギリシャ神話のオルフェウス伝説を連想した人もいました。こんな記事もあります。

黄表紙には、まだ神様の姿も宇宙のかたちもできてないころから天地や神ができるまでを描いた「大千世界かきねの外」という、なかなかな作品もあります。

 

11月9日補充(2)

小レポートの中からもうひとつ、連句を紹介しておきます。

十五夜に見つめる先はうすぐらく
  かがやく星で照る黒漆
 三日月の兜をかぶるかけめぐる
  幼子が見る夢のはじまり
 おぼろげにうかれてすぐに消えてゆく
  はかなき命を見つめて歩む」(初オ)
 先人の学びは豊かで消えぬもの
  高き理想をもちつづける朝
 雨にまけおちゆくものははかなくて
  花の美学を不思議に思う
 色のなさ心というものあざやかで
  分類できざる多様性かな
 せみの声時の流れを伝えては
  よびよせてくる秋の訪れ
 風が吹き広がる景色は荒々し
  自己の未熟な思考の世界
 切り拓き新たな視点が増える昼
  筆をとりつつ向きあう私」(初ウ)

初めてで、これだけ長く続けられたのはすごいです。欲を言えば、全体の雰囲気が少し暗くて重々しくて、それがずっと続くのが単調な感じがする。他に、初の折の表(最初の6句)では、あまり陰気な句は読まない、基本的に客観的な文学なので、「私」はなじまない、十五夜と三日月は月を乱発しすぎ、とかいろいろあるけど、今はまだ気にしないでいいです。

何だか連句関係の記事が多くなって、このテーマを選ぶ人が増えすぎてもいけないから、今夜か明日には、ちがうテーマについて書きます。(11月12日)

11月9日補充

しばらく休みが続くので、この掲示板でいろんな情報を流します。毎日とは言いませんが、ときどき見るようにしておいて下さい。最終レポート関係の資料も出すかもしれません。

1)新しくペンネームを選んだ人と、メールをくれた人がいるので、下の11月2日の補充の記事に名前を追加しています。ペンネームを選んだりメールをくれたりしたのに、名前がない人は連絡して下さい。また、前回と今回の両方を欠席した人で、まだ受講の意志がある人は至急私に連絡をとって下さい。事務を通してもかまいません。

2)9日の小レポートノートを提出したのは、以下の人たちです。提出したのに名前がなかったら、メールして下さい。

カワセミ、七面鳥、ニワトリ、ヒクイドリ、キウイ、ムクドリ、アヒル、九官鳥、ダチョウ、クイナ、ペリカン、カモノハシ、仏法僧、カルガモ、キツツキ、フクロウ、ウミネコ、エナガ、の皆さん(18名)

3)連句について、私の実作をあげておきます。この中の「紅葉の巻」には、解説がついています。最終レポートで作るなら、これと同じようにして下さい。(私は一人で作っていますが、数人で作った体裁にしています。)「冬空の巻」も解説付きです。参考にして下さい。

なお、9日の小レポートで連句を作ってくれた人が何名かいました。ひとつだけ紹介しておきます。他はまた今度紹介します。

 山奥に静かにたたずむ人社棟
   談話の部屋に集う人々
  終わらない演習発表高い壁
   協力尽力結果やいかに
  オーディション仲間とともに楽器持ち
   重ねた日々をたくすこの時
  緊張の心を許すこの瞬間
   ほどけた心は信頼の証
  すやすやと画面の中で寝る私
   昨夜の夜ふかし裏目に出たか

最後が字足らずだったので、ちょっとだけ変えました。
 ちゃんと場面が移って行っているので、基本のかたちは出来ています。
 欲を言うと、もうちょっとぶっ飛んで、場面を大きく転換させてもいいかな。どことなく全体が小さな世界でまとまってるみたいで、おとなしすぎるかもしれません。
 でももちろん、初めてにしては立派な出来です。

4)今夜はもう時間がなくなったので、あとは超どうでもいい雑談二つ。
 授業で紹介した「本朝廿不孝」の娘が次々死ぬお話は、最近(と言ってもだいぶ前)のアメリカの「ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹」という小説をちょっと連想させる。たしか「ヴァージン・スーサイズ」って映画にもなったよね(邦題つけろや)。
 「共産党も宮本百合子の小説も好きだけど、『十二年の手紙』は大っきらい」と私が授業中に乱暴な紹介をした『十二年の手紙』の原文の資料がネットを見てもちっとも出て来ないので、しょうがないから、この御夫婦についての関係者の回想をリンクしておきます。けっこういろんな話が出て来て、面白いっちゃあ面白いですよ。『十二年の手紙』は文庫本も買えるし、図書館にもあるとは思うけど、まあ私は嫌いなもんで(笑)。

5)小レポートの内容やその他は、明日以降にまたここで紹介します。

 

11月2日の小レポートなど

あまりにいろいろ面白かったので、とてもまとめきれません。本当に一部だけ、断片的に紹介します。

テーマ1 江戸時代に対して持つイメージ、知っていること

長屋文化、身分制度、わりと平和、技術や文化が発展、集中(しくみや場所など)、経済が活発、蘭学、徳川家、一揆、文化が発展、町人文化、浮世絵、鎖国、参勤交代、貨幣経済、武士、エコ、リサイクル、長く続いた、古文だが読みやすい、剣客、新選組、芸能が盛ん、思想が発展、大塩平八郎の乱、茶色、おすし、和、質素、士農工商、三大都市、古典研究、朱子学、黄表紙、男らしくて大胆でカッコいい、パワフル、江戸っ子、伊達政宗、声が大きい、祭り、太平の世、歌舞伎、俳句、などなど…

テーマ2 文学史などでは、時代区分の最後は「現代」だが、これからずっと時代が続いたら、どういう名称になるのだろう。それに関してだが、人類の歴史はいつまで続くと思っているか。

あと300年ぐらいは続く。環境の悪化、資源の有限性、インターネットの普及により誹謗中傷、国際問題、戦争を招く危険を調整、克服する必要がある。

予想以上に早く滅亡する。その時間の中で意義あることにとりくむにはどうすればいいか。研究することの魅力に希望を見出す。(『チ』という漫画から感じた。)

「上流階級と平民の闘争」が繰り返されつづける。人類の未来は有限で、いつか終わりを迎える。

人類が滅亡することはない。食糧問題なども技術でのりこえるだろう。しかし地球はいつか消滅する。他の星に移住するとして、今のままだと大金持ちしか移住できない。

そこまで長くは今のような人類の支配は続かない。諸問題が爆発して世界は荒廃する。それをさけるには「情」や「欲」を捨てなければならないが、人間にそれができたら、それはもう人類ではないから「人類の支配」ではない。

地球が滅びたら、人類の存続は難しい。他の星への移住にしても、適応が難しく、絶滅や減少を招くだろう。

宇宙はずっと続くが、地球(人類)はいつか終わる。ただ、根拠はないが何千年、何億年先のような気がする。

形あるものは全て滅ぶから人類も地球もいずれは滅ぶだろう。特に日本は平和を大切にする国家だが、ロシアのウクライナ侵攻、核ミサイル実験などを見ると、やはり、人類がずっと続いて行くのは無理なのかもしれない。

人類の未来は「被」支配である。インターネットやAIの開発により、人類はそれらに支配されるようになる。

人類の未来は終わる。人間のためにいろんなものを作った分、資源が不足し、豊かな暮らしが維持できなくなったら人間の寿命も短くなり減少し、自分たちの愚かさを感じて、もう人類は増えなくてもいいと感じはじめ、そうやって消滅して行くと思う。

意志がなく「個」として存在できないなら長続きしなくてよい。長生きするだけ、自分のためだけに生きるのは、ただの自己満足ではないか。

※以上、ものすごく適当にまとめているので、まちがっていたらすみません。ひどすぎたら訂正しますので、メールで言って下さい。

※「いたさかランド」の他の部分を見たら(見なくていいです)おわかりのように、私は政治でもその他でも、たいがい好き嫌いが激しく、自分の意見を持っています。しかし、くれぐれも、それに合わせたりしないで下さい。支持政党でも信仰でも好みでも、私とちがうからと言って不愉快になることは絶対にないので、反対意見でも何でもどんどん書いて下さい。意見や好みが同じ人ばかりなのは、居心地が悪いし不安です。ちがう考えを聞くたびに私は愉快に、元気になります。むしろ私に影響されず、信用し過ぎず、他の人のちがった意見もよく聞いて、批判や疑問を持ち続けて下さい。

【雑談すぎる雑談】漫画「チ」は地動説がテーマになっていますが、大昔、大学生のころに友人たちと自費出版した短編集の中の「それでも地球は」という小説も、このテーマをとりあつかってましたね、そう言えば。
 その名残りで私が今も書いてる長編小説は、これまた日本神話を題材にしていますが、でたらめな設定が多すぎて、読んだら混乱しそうなので、特にオオクニヌシ関連でレポートを書こうとしてる人たちは、読まないほうがいいと思います(笑)。

 

11月2日補充

授業は予定通り行っています。今日欠席の人は欠席扱いにはしません。

ペンネームを選んだ人がかなりいますので、再掲載しておきます。

アヒル ニワトリ アジサシ クイナ ヒクイドリ カイツブリ カモノハシ カワセミ エナガ セキレイ ウズラ エミュー ヒヨドリ ムクドリ ホオジロ 七面鳥 キツツキ アオサギ コジュケイ ホトトギス 極楽鳥 仏法僧 キウイ カケス ウミネコ フクロウ ヒワ キジ 九官鳥 ミミズク ツグミ カルガモ ハゲタカ ダチョウ ペリカン チョウゲンボウ モズ メジロ ウグイス インコ

次の時間や、私へのメールで新しく選ぶ人は、赤い下線があるもの(アヒル、ニワトリ、クイナ、ヒクイドリ、カモノハシ、カワセミ、エナガ、キツツキ、キウイ、カケス、ウミネコ、フクロウ、九官鳥、ペリカン、ダチョウ、七面鳥、ムクドリ、カルガモ、仏法僧)以外から選んで下さい。

「お手紙」欄から私にメールをするようにお願いしました。次の方からはメールが届いています。以後の連絡(緊急や授業以外)は、こちらでお願いします。

ニワトリ、九官鳥、エナガ、ヒクイドリ、クイナ、キウイ、ペリカン、カケス、ウミネコ、カモノハシ、フクロウ、カワセミ、キツツキ、カルガモ、ダチョウ、アヒル、仏法僧、の皆さん。

他の皆さん(ムクドリ、七面鳥、カケス、ウミネコさん)は、至急メールをしてみて下さい。連絡できるかの確認なので、お名前(よければペンネームも)だけでかまいません。

今日提出してもらった小レポートについてのまとめは、明日まで待って下さい。どれも面白かったです。
 言うのを忘れていましたが、小ノートは一度に何枚使ってもかまいません。一枚にまとめる必要はありません。ノートがなくなったら、二冊目をあげます。

「本朝二十不孝」の現代語訳の一部です。こんなのもあります。全体の現代語訳もいろいろあるので、気になった人は探して下さい。(西鶴の文章は、江戸時代も前期なので、原文だけではちょっと意味がわかりにくいと思います。)

【雑談】 1)「大黒様」の歌を知っていた人がいて驚いた。歌の作者が郷里の人で、学校で習って歌ったこともあるそうだ。

2)ペンネームに使った鳥の名前の中で「キウイ」はフルーツしか知らないだろうと思って、昔ニュージーランドに旅行したときに現地で買ったぬいぐるみの写真をページのトップにあげていたら、これも知ってる人がいて、昔、ニュージーランドと交流があった小学校で、あちらの生徒が来て現地の紹介をしてくれた時に映像を見たとのこと。

3)そのキウイだが、緊急連絡の打ち合わせを大学の事務の方としていて、このページも見てもらった時、その事務の方がこともなげに「あ、このキウイの写真のあるページですね」とおっしゃったのにも驚いた。すごい(笑)。昔、大学がオーストラリアのどちらかと交流があった気がするから、その時に情報を得ておられたのだろうか。

 

緊急連絡!

明日(2日)は台風で大雨になるかもしれませんが、授業は実施します。

ただし、交通機関の停止はもちろん、来れそうにない人は決して無理はしないで、休んで下さい。

明日の授業については、欠席扱いにはしません。
 また、最初のガイダンスについては、この掲示板で可能な限り説明します。
 次回の9日にも、説明します。

質問や要望、ペンネームの選択など、私に伝えたいことがあれば、「お手紙」欄からメールして下さい。
 万一メールが送れない時は、来週にでも事務室に行って、私の電話や住所を聞いて、連絡して下さい。

テキストの販売その他、いろんな作業があるので、出席できる人は来て下さると助かりますので、よろしくお願いいたします。(2024年11月1日)

 

なお、以下の点も、充分にご注意ください。

「国文学史」は、国文学概論が「履修済み」が履修条件になっています。

これは、ちゃんと守っていただかないといけません。

なお、「履修済み」は、国文学概論の成績が不可の場合も「履修済み」です。

「未受験」「無資格」は「履修済み」にはなりません。

 

(1)仮に、「国文学史」の単位を修得しても、国文学概論で履修を絶対に拒否される。

(2)あとになって、国文学概論が「履修済み」でないことに気付いたら、成績は(どんなにできがよかろうが)「無資格」になる。

(3)とにかく、ルールを厳守。ルールを守らない学生は、ダメ。

この3点をご理解下さい。

これらのルールを無視したら、担任(指導教員)の先生も、不適切な履修指導(どの課程の学生であろうと、履修指導を受けるはず)、強引な履修、ということで、責任を問われます。

充分に気をつけて下さい。(2024年11月1日)

 

第一回配布資料

後期集中講義「国文学史」の掲示板です。授業で配布する資料をそのままコピーしたので、少し見にくいです。ひまがあったら、あとで直します。

授業開始後は、この掲示板には、配布資料にないものだけを掲示しますので、欠席して配布資料を受け取れなかった人は、次の授業時に申し出て下さい。(2024.10.30.)

 

2024年後期国文学史配布資料(1)    板坂耀子

授業の目的

 江戸時代を中心に、国文学の作品にふれ、時代背景との関連を把握する。

 

テキストについて

『江戸文学史やわ』を500円で購入。

 

ペンネームについて

ホームページ「いたさかランド」で公開で連絡する場合もあるので、各自、連絡用のペンネームを以下の中から選んでもらう。メールでお知らせ下さってもいい。早いものがちです。赤線が下にあるのはもう決まりました(クイナ、ウミネコ、フクロウ、ペリカン)。これ以後の希望は今日の授業で受け付けます。

 

アヒル ニワトリ アジサシ クイナ ヒクイドリ カイツブリ カモノハシ カワセミ エナガ セキレイ ウズラ エミュー ヒヨドリ ムクドリ ホオジロ 七面鳥 キツツキ アオサギ コジュケイ ホトトギス 極楽鳥 仏法僧 キウイ カケス ウミネコ フクロウ ヒワ キジ 九官鳥 ミミズク ツグミ カルガモ ハゲタカ ダチョウ ペリカン チョウゲンボウ モズ メジロ ウグイス インコ

 

成績評価について

基本的に最終レポートで評価。それで合格点に達しなければ平常点(主として小レポート)を考慮して加点する。

 

小レポートについて

毎時間、各自の小ノートに小レポートを書いて提出。

ノートは質問や感想など連絡用に用いてもよい。

 

受講時の諸注意

飲食は自由。出入りも自由。

 

出席について

三分の一程度の欠席をめやすに考慮する。

 

掲示板について

電子機器で「いたさかランド」を検索し、「岬のたき火」コーナーから「協力者列伝」の「2024年度後期集中講義用掲示板」に入って下さい。以後はここで連絡するので数日に一度はチェックすること。

 

「いたさかランド」「お手紙」欄から私にメールを送って下さい。以後の連絡はこちらからお願いします。

 

 

◇当面の授業予定(変更あり)

 

11月2日

一限目

 ✔教科書販売等、諸手続きとガイダンス

 

二限目

 ✔最終レポートの課題について説明

 

11月9日

一限目

 最終レポートの課題について説明(続き)

 

二限目

 最終レポートの課題について説明(終わり)

 

11月23日

一限目

 文学史と、文学史の用語

 

二限目

 西鶴の作品

 

三限目

 芭蕉と連句(俳諧)

 

12月7日

一限目

 歌舞伎と浄瑠璃

 

二限目

 平家物語

 

三限目

朱子学と国学

  

12月14日

一限目

漢詩と和歌

 

二限目

戯作

 

12月21日

一限目

 源氏物語

 

二限目

 古事記

 

三限目

 最終レポート提出

 

 

 

 

◇最終レポートの課題

 

以下の中から一つを選んで、最終日に提出。途中で提出して評価を聞いてもよい。

 

オオクニヌシの兄神たち

詳しくはこちら

 「大黒様」の歌もついでにどうぞ。

 

源氏物語の読まれ方

こちらも参考に。

 

源範頼の描写

 教科書の「コラム」を参照。

雨月物語の各作品

 

本朝廿不孝の各作品

 

連句を作る

 

小宰相の発言

こちらも参考に

 

理屈っぽい和歌十首

 我ながら無茶ぶり。口頭で説明します。

歌舞伎または浄瑠璃の観劇記

 

 

 

 

 

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