2022年度後期集中講義用掲示板(1)
目次
長くなったので、「2」を新しく作りました。今後は、こちらを見てください。(12月2日)
集中講義「国文学史」に関する連絡用掲示板です。
【オンラインも使います】対面授業ですが、オンラインも利用するので、スマホ、パソコンなど、電子機器を持って来て下さい。
この掲示板は随時更新しますので、受講生の皆さんは、数日おきぐらいには見るようにして下さい。
【だいたいの内容】江戸時代を中心に、日本の古典文学について歴史と概観を教えます。詳しくはシラバスを参照して下さい。
【教科書と価格】テキストは上の写真です。最初の時間に教室で販売します。500円です。なるべくお釣りのいらないようにして下さい。
【ペンネーム】この掲示板で成績などに関する連絡をすることもあります。
公開されている掲示板なので、そういう場合は本名や学籍番号ではなく、ペンネームを使うことにしています。
今回は、楽器の名前にします。各自、好きなものを選んで下さい。最初の時間に決めます。希望が重なったら、じゃんけんでもしてもらいます。まあこれだけあれば、重ならないでしょうが、心配ならいくつか候補を考えておいて下さい。
タンバリン、バイオリン、チューバ、フルート、オルガン、ピッコロ、バラライカ、チェロ、トロンボーン、ホルン、サキソフォン、ファゴット、ティンパニー、チター、馬頭琴、シタール、オカリナ、コルネット、角笛、バグパイプ、マラカス、アコーディオン
【座席について】
席の指定はしませんが、最近さすがに昔ほど私も耳がよくないので、できたらなるべく前の方に座って下さい。寝ていても他のことをしていても私は気にしないので、そちらの声がよく聞こえるところにいてくれた方が助かります。ただコロナの心配もあるので、密集は避けて下さい。
【成績評価について】
最終レポートを、最終時間に口頭発表し、その原稿をメールで送ってもらいます。
なお、前回まで、授業中の朗読や発表は、不可になりそうな場合のみ救済点として考慮しますが、可以上の人の場合は最終レポートのみで判定することにしていました。ただ、かなり発表や朗読をがんばってくれた人の成果が反映されないのは少し理不尽な気もして、今回からは何か考えてみたいと思っています。詳細は最初の時間に説明します。レポートの課題も、そのときに通知します。
29日の補充
【メール受け取り】
受講者全員、メールは届いています。以後は、これで連絡して下さい。
ギター、コントラバス、チェンバロ、ドラム、トライアングル、カスタネット、法螺貝、トランペット、琵琶、ウクレレ、ピアノ、ハーモニカ、ハンドベル、オーボエ、三味線、木琴、マンドリン、サックス、クラリネット、ハープ、胡弓(全21名)
【去年の掲示板を参照して下さい】
映画「ホテル・ルワンダ」の予告編と、連歌の起源の伝説を描いた絵画は、こちらを見て下さい。
【連句の実例】
私の作った下手な連句です。参考にして下さい。
30日の補充
【重要・受講登録をしていて、まだ出席していない人へ】
もしまだ受講する予定があるなら、人文事務室か、このホームページの「お手紙欄」のメールから、至急私に連絡して下さい。
あと1日(2時間)欠席したら、無資格になり、単位が出せません。
ただし、今回、レポートの書き方その他の説明がすでに終わっており、レポートを補充する授業中の作業も一定進んでいるため、今から受講しても単位取得(可以上の評価)を得るのは難しくなる可能性があります。
ともあれ、受講の意志がまだある場合は、お知らせ下さい。
【芭蕉の木その他】
芭蕉庵、幻住庵、落柿舎、芭蕉の木、映画「ミッドナイト・イン・パリ」、「トニオ・クレーゲル」などについては、去年の掲示板に画像も入れて紹介しているので、見ておいて下さい。
【しぶうちわ】
どーでもいいけど「しぶうちわ」の画像と説明。まさに渋くて、カッコいいですよ。もちろん昔はこんなに贅沢品じゃなかったでしょうけど。
【蚊柱】
ついでに蚊柱の映像も。こちらのこれは大きすぎですけど、談林派の人は好きかもしれない。
【大矢数の競技】
西鶴たちのはまっていた俳諧の速読みの語源となった「大矢数」の競技はこんなのです。
【宮本百合子「二つの庭」】
長すぎるけど、「家」の描写があります。まあ、図書館に私の「江戸を歩く」という本があって、それを見た方が早いけど。
【レポートの書き方】
この授業の課題のレポートにはあまりあてはまらないですが、一般のレポートを書く場合には参考になるかもしれません。
【金髪碧眼】
これについては、こちらもどうぞ。
5日の補充
【見立について】
案外知られていないのか、よい説明が見つからない。簡単すぎるが、こんなところか。
あとはいっそ詳しい論文が多い。
【ヴェニスの商人】
映画の予告はこちらにあります。シャイロックの演技も劇の動画で見られます。
6日の補充
【雨月物語のレポートを書く人は参考に】
一応私が感じている問題点のいろいろです。
【理と気について】
こういうのも参考になります。あ、私はもしかしたら、「気」を「心」とごっちゃにしてるかもしれない。もう少し調べて、まちがっていたら訂正します。
【今日、紹介した和歌】
「桂園一枝」から、私が今日紹介した和歌。スペースがなくて黒板に書けなかったものもひとつおまけに。カッコの中は受講者の人気投票(笑)。ちなみに仮名遣いはめちゃくちゃいいかげんです。
いろいろの花のかぎりをうつし植えてあれぬ庭をも野とぞなしつる(2)
をとつひも昨日も降りしゆふ立はけふもふるべし雨づつみせむ(1)
しづの男がかへす墻(かき)ねの小山田にまけるがごとく散る桜かな(3)
てふ(ちょう)よてふよ花といふ花のさくかぎり汝(な)がいたらざる所なきかな(4)
かたぶきてたてるを見れば人しれず物をや思ふ姫ゆりの花(2)
ふくろふの声をしるべに帰るかなゆふべをぐらき岡崎の里(2)
わが恋はいのる神さへ聞なれて久しきものとすてておくらむ(1)
めせやめせゆうげの妻木はやくめせかへるさ遠し大原の里
玉くしげふたみの浦は明けにけり打いづる波の数みゆるまで
【和歌でレポートを書く予定の人へ】
百人一首や万葉集で、探している人が多いようで、目の付け所としては悪くないですが、あまり他人と重ならない(重なってもいいけど)方が私も読んでいて退屈しないので(わがままですみません)、なるべく広い範囲の歌集をあさってみて下さい。
図書館の「日本古典文学大系」「日本古典文学全集」を見たら、江戸時代もふくめて歌集がたくさん入っています。また和歌だけの全集もたくさんあります。できたら、あまりひと目にふれないものの中から、自分だけが見つけた魅力あるものを紹介して下さるとうれしいです。あまり有名でない珍しい和歌が多かったら、それだけ広く本を見たということで、評価が上がるかもしれません。
「国歌大観」という大きな重い本もあって、これには大抵の和歌が入っています。現代語訳はないのですが、少し有名なものならネットで検索すれば手がかりはあります。それもない場合、自分で調べて現代語訳したらそれも評価の対象にします。その場合、現代語訳は少々まちがっていても、減点はしません。
【橘曙覧について】
授業でふれた「たのしみは」シリーズ(「独楽吟」全52首)から少しだけ紹介。全部はこちらで見て下さい。他にもいい歌がありますよ。良寛や大隈言道にも。
たのしみは 3人の児ども すくすくと おおきくなれる 姿見る時
たのしみは 空暖かに うち晴れし 春秋の日に 出てありく時
たのしみは まれに魚煮て 児等皆が うましうましと いひて食ふ時
たのしみは いやなる人の 来たりしが 長くもをらで かえりけるとき
たのしみは珍しき書人にかり始め一ひらひろげたる時
たのしみは紙をひろげてとる筆の思ひの外に能くかける時