ぼくと、しなもんさんの、なれそめ(カツジ猫)
みなさん、おはようございます
だんだん、ちょっとずつ、すずしくなりました。
ぼくたちは、もうみんなしんでいるから、あつくてもさむくても、
どうってことはないんだけどさ。
それでも、きぶんてんかんに、
いきてたときとおなじように、なつげを、ふゆげに、かえて、
ふかふかになるんだけど、まだちょっと、はやいかな。

かいぬしが、しょうかいしている、ぼくのむかしのかきこみには、
ぼくが、このいえにきて、まえからいた、みけねこの、
しなもんさんとすこしずつ、なかよくなるようすが、かいてあります。
このまえ、ぼくが、ぱそこんをみていたら、しなもんさんが、
だまって、よこにきたので、
「ぼくたちが、なかよくなるようすが、これみてたら、よくわかるよね」
といったら、しなもんさんは、ぼくをみないまま、
「ふ。しんりゃくしゃの、きろくじゃないの」と、いいました。
いみがわからなかったけど、わだいをかえようとして、
「こんな、むかしのかきこみ、いままで、みたことないよね」
といったら、しなもんさんは、
「わたしはまいにち、かいぬしがみるがめんを、みていたわ。
いきているときから、ずっと。
かいぬしは、あたらしいいえに、おまえをつれていってからも、
しごとはずっと、おもやのぱそこんでやっていて、
わたしは、じぶんがしぬまでずっと、まいにち、かいぬしと、
ぱそこんをみていたわ。
だんだん、なれてきたから、かいぬしが、ひらかなくても、
いつでも、ぱそこんをみられるようになった。
わたしがしんだあと、かいぬしは、ぱそこんを、
いまの、したのいえに、もってきたけど、
うえのおもやからでも、わたしは、かいぬしのぱそこんを、
いつでもみられるようになったから、
とくに、こまりはしなかった。
だから、おまえが、このいえで、かいぬしと、ぐうたらしてるあいだに、
ぱそこんで、いっしょうけんめい、べんきょうしたわ。
じかんは、ゆうこうに、つかわなきゃね」といいました。
「すごーい」と、ぼくがかんしんすると、しなもんさんは、
「ぼうっとしんでる、ひまなんかないのよ。
あんたたち、おとこは、さきのことをかんがえないから、いやになる」
と、そっけなくいって、「ふ」といいました。
しんでからはじめて、ながいはなしができたので、よかったです。
さきは、まだまだ、たいへんそうだけど。