映画「ヒックとドラゴン」感想集

最近、このあたりは夕方になるとどしゃぶりになり、雷も鳴ることが多い。
一昨日も町からの帰りにどしゃぶりになった。遠くの空は晴れていたりして、空全体の色彩や模様が実に面白い変化をする。
こんな天気だと虹が出るはずといつも思うのだが、見たことがなかった。しかし昨日は地平線すれすれに、薄く少しだけ虹の根元が浮かび上がった。
それが、普通よりずっと横向きで地を這うような角度になっているのがふしぎで、もう一方の根はどうなっているのかと、車が信号でとまるたびに、首を後ろにねじむけて反対側の根っこをさがしたが、これはどうしても見つからなかった。

昨日はバギイが、軒下に作ってやっていた寝床で丸くなっているのを発見、行ってなでると、いつもは逃げるのにぐるぐるのどを鳴らして、あっさりつかまえられた。
さっそく家に入れてやって、シナモンとはもともと仲がいいので、ベッドで身体をなめてもらったりして喜んでいたのだが、あいかわらず、また出たいとしつこく鳴きつづけ、根負けしてまた外に出した。
まあ、これだけ捕まえられるなら、これからも時々入れてやったりして何とかなるだろう。
何が不満なのか、鳴く原因がわかればいいのだが。甘えているだけなのかもしれない。ひょっとして、こいつも「一番にかわいがられる存在になりたい」とか? やめてくれ~。

しかし、「ヒックとドラゴン」にはまった人には、この猫はこたえられないだろうなあ。真っ黒い細い身体とまんまるい金色の目、うちにいた黒猫三匹の中では一番の美人で、おまけに後肢の一本が途中からない。子猫の時に犬にでもかまれたらしいのだが、肢がないのがわからないほど、ひらひらと上手に歩く。映画に出るドラゴンのトゥースレスが好きな人なら、金を出して買うのじゃないか。(笑)
カツジもそうだが、一匹ならべったりかわいがってやれるのになあ。愛情薄い主人のとこには、どうしてこう甘えん坊の猫ばかりが集まるんだろう。

じゅうばこさん

「ヒックとドラゴン」の映画、(以下ネタバレです)あれはまだいいんじゃないですか。しょ~もない映画だと、よく「敵と仲良くしなければ」と現状無視して巨大で凶悪な敵と交渉しようとして、あっさり殺されてしまうバカ~な平和主義者が登場したりして、「戦う他ないんだ!」って、これまたしょ~もない駄目押しをしてから戦闘が開始されるって、くだらない展開がよくある。あの映画にはそんなのがないだけマシで、だから、じゅうばこさんも書いてるけど、ラストの甘さは充分わかってやってるんでしょう。

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カツジ猫