「 テロリストの心」の巻

石川啄木の詩『ココアの一匙』の最初は、『われは知る、テロリストのかなしき心を』と始まります。『われとわがからだを敵に擲(な)げつくる心を―。しかして、そは真面目にして熱心なる人の常に有(も)つかなしみなり。』ともあります。さまざまな文学の、そして私の中にもある、そのような心について考えてみます。

カツジ猫