(8)緑色の器 2017年05月30日(火) 断捨離狂騒曲 片づけを順調に進める極意は、いろんなものの置き場所を決めて、さっさとそこに持って行けるようにすることであると専門家なら誰もが言う。なかなかそうは行かないのが問題だが、たしかにそれはその通りだ。 ごたごたのいろんなものの山… [続きを読む]
(7)絶対誰にもわかるまい 2017年04月17日(月) 断捨離狂騒曲 (台所・箸・ごみ屋敷) 金にあかせて建てた家 昔の台所は、決してきれいでも明るくも楽しくもない場所だった気がする。 私の生まれ育った田舎の大きな家は、もともと大金持ちのお医者さんが金にあかせて材木の一本一本まで自分で吟味… [続きを読む]
(6)ちょうちょのモビール 2017年03月27日(月) 断捨離狂騒曲 (汚部屋・社会活動・モビール) 汚部屋なんかメじゃない 田舎の大きい古い家は、母がずっと管理してくれていたが、いつの間にか彼女も年をとり、しかも市民運動や平和運動にはせっせと出かけて、選挙の応援や署名活動や集会に出かける… [続きを読む]
(5)すぐれもの 2016年07月31日(日) 断捨離狂騒曲 私ははさみフェチというか、はさみが見つからないかもしれない恐怖症である。だからそんなに大きくもない家の中に、どのくらいの数の大小高級安物新旧いろいろのはさみがあるのか、まったくわからないが、考えるだけでも恐ろしいほどある… [続きを読む]
(4)熊本の掃除機 2016年04月20日(水) 断捨離狂騒曲 (掃除機・熊本・劇団四季) 母の特技 私の母は九十七歳になる。 もう今は無理かもしれないが、少し前までよく自慢していたのは、「他の皆はなぜか、ヤクルトのふたをうまく開けられない。なぜだろう、あんな簡単なのに」ということだ… [続きを読む]
(3)ランプの旅。 2016年04月18日(月) 断捨離狂騒曲 (ランプ・ハツカネズミ・家電) アンティーク風ランプ 停年退職する直前の数年、自分の研究とは何の関係もない仕事ばかりがやたらと忙しく、ストレスもあって、ばかすか買い物をしていた。特に、田舎の家の大きいのが二軒、叔母の遺し… [続きを読む]
(2)さよなら洗濯機 2016年03月23日(水) 断捨離狂騒曲 (洗濯機・ネズミ・ユダヤ人) 胸が痛む 昔はどこの家もそんなものだったかしれないが、わが家でも洗濯機はほとんど使ったことがなかった。新しい電化製品はすぐにわが家に持ってくる(一度など、当時としてはものすごい大きなテレビを… [続きを読む]
(1)らいおん 2015年10月25日(日) 断捨離狂騒曲 (ライオン・ブロンズ・ライオンズクラブ) 松葉夫婦 十年ほど前に亡くなった叔父は、母の妹である叔母と仲が良く、母は時々「ああいうのは『松葉夫婦』と言って、一方が死ぬともう一方もすぐ死ぬのよ」と、縁起でもないことを言ってい… [続きを読む]