『大才子・小津久足』感想(13) 2023年01月21日(土) 日記 転向者の心情 私はスコラ哲学にも朱子学にも全然詳しくないというか、むしろほとんど知らないけれど、いつものいいかげんさでまとめてしまうと、新旧約聖書にしろ論語にしろ、「食事の前の手洗いは普通でいい」とか「昼寝をするのは怠け… [続きを読む]
ブロッコリー、じゃがいも、春菊♫ 2023年01月21日(土) 日記 あーもう、仕事が進まず虫のいどころが悪いと、しょーもないことにイラつく。NHKの朝の天気予報のコーナー担当のお姉さんだかおばさんだか知らんが、少し前に、今週来週大小の寒波が訪れるというのを、大関、関脇、横綱にたとえて話し… [続きを読む]
『大才子・小津久足』感想(12) 2023年01月21日(土) 日記 はじめっから言い訳 言い訳からはじめると、そろそろこの本も半分を過ぎて名残り惜しくもなったし、そもそも準備不足だと文章ってどんどん長くなるものなので、今回はいつにもまして、関係ないようなことから、だらだらと話を始める。 … [続きを読む]
イワシの群れに囲まれて 2023年01月20日(金) 日記 去年の節分の時期に何だかとち来るってネットで買いこんだ、山ほどのイワシのぬいぐるみ、適当に家中に飾って、その内もうちょっと見られるようにレイアウトしようと思っていたら、そんなヒマもないままに、だんだんその狂ったようなイワ… [続きを読む]
優先順位がぐっちゃぐちゃ 2023年01月18日(水) 日記 映画「キャバレー」を見て来た。やっぱりいい。字幕が新しくなってたが、それも悪くなかった。ただ、昔の字幕を覚えているので、頭の中でそれが二重写しになるのには参った。最後の歌のエルシーに関するとこも、 彼女が死んで噂が立っ… [続きを読む]
梅の寺に初詣 2023年01月17日(火) 日記 隣町の映画館でやってる「午前十時の映画祭」が、今「キャバレー」を上映してる。一念発起して見に行こうと早起きしたのに、燃えるゴミ出しだの洗濯だの猫のブラシかけなどしていたら出かけるのが遅くなり、九時五十分になってしまった。… [続きを読む]
『大才子・小津久足』感想(11) 2023年01月16日(月) 日記 文庫めぐり そう言えば、一般の方が江戸時代の古い本を手にしてみたい、読んでみたいと思われたとき、どうしたらいいかを、少しお伝えしておかなければ。博物館のガラス越しに見るだけではなく、実際に触れて、ながめるのも悪いものでは… [続きを読む]
そらバイデンはウハウハだろうさ 2023年01月15日(日) 日記 昨夜寝る前にラジオをつけたら、岸田首相が得々として外遊の成果を述べる記者会見をやっていて、ことばのひとつひとつが胸が悪くなって消した。 私が若いころ、第二次大戦を扱った娯楽映画で、ナチスドイツに苦しめられるヨーロッパの民… [続きを読む]
『大才子・小津久足』感想(10) 2023年01月14日(土) 日記 写本と版本 叔父の板坂元は、江戸時代について書いた本の中で、「本の山を積み上げたら、中世に比べて近世は、写本に対する版本(板本)の山が画期的に圧倒的に増えているのが特徴」と言っていた気がする(多分、「町人文… [続きを読む]
「メタモルフォーゼの縁側」のDVD 2023年01月14日(土) 日記 見ちゃったもんね。 ネットで予告編見たときは、雪さんは、もうちょっと小柄で上品なおばあさん、うららさんはもっとぼっさりもっさりした女子高生であってほしいと思って、つい敬遠してたのだが、映画としては悪くなかった。いいまとめ… [続きを読む]
『大才子・小津久足』感想(9) 2023年01月13日(金) 日記 また前置きが長くてすみません 私だけかも知れないが、この本の第三章と第四章は、それぞれに、かなり歯ごたえというか読みでがあって、それは精力的過ぎる久足のせいか良心的過ぎる菱岡氏のせいか、何しろすごい…とつぶやいて、ばった… [続きを読む]
石垣島 2023年01月11日(水) 日記 わー、二つの連載?に正月早々突入して、泥沼状態になってる内に、そろそろ鏡餅もしめ縄も片づけなくちゃならない日付になっちゃった。 ちょうど暖かいし、明日は節分仕様に切り替えっかな。 ニュースを見たり聞いたりするヒマもなか… [続きを読む]
『大才子・小津久足』感想(8) 2023年01月10日(火) 日記 定説の定着 江戸時代の紀行の代表が、「おくのほそ道」という定説というか常識を、この数十年かけて私はひっくりかえしてきたつもりなのだが、そしてわりと認めていただいてきてもいる実感があるのだけれど、それでもまだ中学高校の文学… [続きを読む]
『大才子・小津久足』感想(7) 2023年01月09日(月) 日記 創作の動機 前二回で私がくり返した、「数万首の歌を詠んでいるような歌人たちのそれぞれの特徴を説明するのに、その中の数首の歌を紹介することで、いったい何かがわかるのか、伝わるのか」といった思いは、たとえば、そもそもその歌人… [続きを読む]
『大才子・小津久足』感想(6) 2023年01月09日(月) 日記 それで何かがわかりましたか? 前回の感想で、自分が授業で和歌について学生たちに説明するのに、どうしていいのかわからない点をけっこうだらだら述べて、それを菱岡氏の本の第二章あたりで解決の手がかりがないか見つけようとしている… [続きを読む]