「 岬のたき火」の巻

◇夜になって雨がしとしと降ってきた。とても弱い雨だからか、カツジ猫はわざわざ外に出て、しめって帰って来ている。今日は午後に福岡であった共産党の山下副委員長の講演会に行った。日曜日なんて最近出かけたことがないから、ふだんの…

[続きを読む]

◇上の家の二階に、隠れ家風の寝床がうまくできて来た。窓を開けると、風通しもばっちりだ。書棚にごちゃごちゃにつめこんである、くだらない本を気まぐれに読んで、何時間でも楽しく過ごせる。そうこうしている内に、本や服の整理も次第…

[続きを読む]

◇小説「渚にて」の文庫本の旧版が見つかったので、新版とだらだら読みくらべて時間をつぶしている。核戦争の後、放射能の塵で全人類が死に絶えて行く様子が、オーストラリアのメルボルンを中心に静かで平和な日常的風景を通して描かれて…

[続きを読む]

◇朝から歌舞伎を見に行った。「伊達の十役」で、早変わりもなかなかだったが、先代萩のあらすじを初めてきちんとダイジェストながら見た気になったのがよかった。最近は映画でもすぐに疲れて寝るのだが、今日はしっかり全部起きてられた…

[続きを読む]

◇とにかく何とか片づきかけてる二階のベッド周辺から、切り崩して行くしかないと、朝から曇り空など見ないふりして、そこにかける予定の古い布カバーを洗濯して干した。何とか陽ざしもさして来たようなので、ほっとして買い物に出かけた…

[続きを読む]

みなさん、こんばんわ あつかったり、さむかったりしていますが、ぼくの、からだのけは、じゅんちょうに、ぬけはじめました。かいぬしは「ろくがつのはじめは、ころもがえ、と、よくきめたもんだ」と、かんしんしています。 かいぬしが…

[続きを読む]

◇自分で自分を餌づけしてしまったのかもしれないが、最近何を作ってもおかずがおいしく、毎回のごはんが楽しくてしかたがない。まあ超単純なものしか作ってないので、このおいしさは買って来てすぐ調理をするから、材料が新鮮なのが主な…

[続きを読む]

江戸時代の古い文献を見に、各地の文庫や図書館を回っていると、欠かせないのが書物の大きさを測るものさしだ。メジャーでもいいのだろうが、本をいためることもありそうで、私は自分の先生たちに教えられた通り、古臭い木のものさしを使…

[続きを読む]

◇もう、これ以上何がいるのさ。国民の税金使って国会を数年間空転させ、官僚に無駄というかマイナスの悪事を組織ぐるみでやらせ、あまつさえ悩んだ職員の死者まで出して、てめえはその間えっちらおっちら海外旅行でくだらん口約束して回…

[続きを読む]

猫と犬の命日は忘れないのに、叔母の命日を忘れてしまった。 叔母は五月のとてもいい季節に亡くなった。三回忌や七回忌で、墓のある四国のお寺に従姉と二人で行くたびに、美しい新緑の中をタクシーで走りながら、二人で叔母に感謝する。…

[続きを読む]

◇お中元の季節になりました。母がお世話になった人とかに、ずっと送っていたのですが、田舎の家を売ったのを機会に、もうお中元とお歳暮はやめて、何かのときにお手紙やプレゼントをするようにしようかと思っています。かわりに、「みな…

[続きを読む]

◇少し涼しくなったし、二階の洋服を整理したいのだけど、もうこれ以上絶対に減らせそうにない。叔母のコートとか、ご近所の方にさしあげたら、とても喜んで下さって「冬が早く来ないかしら」とまで言って下さって、とてもうれしかったの…

[続きを読む]

◇いつもながら中島京子さんの「時代の風」が、とてもいい。途中までしか読めないのが残念ですが、一応リンクしておきます。 https://mainichi.jp/articles/20180603/ddm/002/070/0…

[続きを読む]

みなさん、おはようございます ぼくがすきだった、「おやつ」が、はんばいちゅうしに、なったみたいで、かいぬしは、にたようなあじの、あたらしい「おやつ」を、さがしています。 すてぃっくにはいった「ちゅーる」が、まあまあ、ぼく…

[続きを読む]

◇朝、お隣と、そのお隣のご主人とが「今日は暑いですね」と話しているのが、窓越しに聞こえた。外に出たら風はさわやかで大したことないじゃんと思っていたら、二階の洋服を片づけたり、クリーニングを取りに行ったりしていたら、やっぱ…

[続きを読む]