(79)年の終わりに 2018年12月31日(月) 断捨離狂騒曲 (チューリップ、花びん、大晦日) ホワイトボードに残る文字 十二月十日が、祖父の命日だった。 猫や犬の命日はまめに何かしているのだが、人間の命日は、そんなに気にかけたことがなかった。ところが、がらくたを片づけている内に、… [続きを読む]
(78)この日のために 2018年10月18日(木) 断捨離狂騒曲 この写真は、ベッドの上の私の猫の前に、エサをのせた皿をおいているところだが、いくら私が猫に甘いと言っても、毎回お食事を寝床にお運びしたりしているわけではない。 この猫は、毛が長いので図体が大きく見えるが、案外中身はすかす… [続きを読む]
(77)初めてのハンギングバスケット 2018年10月17日(水) 断捨離狂騒曲 これをハンギングバスケットと言ったら、各方面でめちゃくちゃひんしゅくを買うだろう。何しろただのポトスの鉢である。 しかし実は私にはこれまで、生の植物をつるして育てる、それも室内につるして鑑賞するという体験どころか発想もま… [続きを読む]
(76)季節の変わり目 2018年10月17日(水) 断捨離狂騒曲 数年間、風邪もひかずに過ごしてきて、自分でも珍しいなと思っていたら、忘れもしない先月の十五日、残暑が厳しく不快な一日だったのをきっかけに、いきなりしっかり風邪を引いた。その後いろんな行事があってゆっくり休めなかったのもあ… [続きを読む]
(75)中継地点 2018年10月17日(水) 断捨離狂騒曲 ことの起こりは、私の猫が気に入って食べていた「おやつ」とかいう商標の猫のエサが発売中止になったことである。 最近登場し始めた「ちゅーる」というやわらかい猫のエサは、どんな猫でも魅了されるらしく、うちの猫たちももちろん皆大… [続きを読む]
(74)どんと来い。 2018年10月15日(月) 断捨離狂騒曲 (精米・ポリバケツ・米びつ) 玄米をもらう 友人や知人から、ときどき玄米をいただくことがある。必要な分だけ自分で精米すればいいので、いつまでもおいしく食べられるからありがたい。 何年も前に、初めてもらったときは、どこでど… [続きを読む]
(73)お墓とアザラシ 2018年10月10日(水) 断捨離狂騒曲 ずっと以前に田舎の墓を改修したとき、思いきって遊び半分、掃除がしやすいように高さを低くし、周囲は一面ピンクの石でしきつめるという大胆なデザインにした。 うれしまぎれに浮かれた母が、親族の誰は入れてやるが誰は入れないなどと… [続きを読む]
(72)たまたまですが 2018年10月10日(水) 断捨離狂騒曲 十年来続いている私の片づけ仕事も、一応何とか最終段階にこぎつけつつある気はする。 とは言え、まだ押し入れの中などは未整理の荷物が満載だし、見える部分の家の中が、やっと人の住める状態になってきたという程度だ。 しかも結局、… [続きを読む]
(71)よくもまあ 2018年10月09日(火) 断捨離狂騒曲 いわゆる断捨離というか、いらないものを捨てたり人にあげたりしようと家の中を整理していて、私の場合「こんなにあったか」と愕然とするのは、何と言っても筆記用具である。 書類や原稿といった紙類が多いのは、これは別格であたりまえ… [続きを読む]
(70)ぞんざいなカーテン 2018年09月27日(木) 断捨離狂騒曲 子どものころ読んだ、岩波少年文庫の「あらしのまえ」「あらしのあと」は、今考えると、どうやら国文学者の叔父が、どこかの大学か高校で文学の授業をしていたときのテキストで、そのお下がりの本だったらしい。 これは、オランダを舞台… [続きを読む]
(69)牛乳石鹸、よい石鹸 2018年09月18日(火) 断捨離狂騒曲 私は特にくじ運がいい方ではない。たまーに何かにあたることはあるが、多分人なみ以下だと思う。 そもそも、これだけ好き勝手なことをして怠けて、わがままの限りをつくしていて、まずまずの家族や師弟や友人に恵まれ(いーや、まずまず… [続きを読む]
(68)しおりとペーパーウェイト 2018年09月18日(火) 断捨離狂騒曲 家の片づけのためにも、とにかく買ったままの本を読んでしまおうと思って、一度に五六冊読むという、めちゃくちゃな読書にはげんでいる。読んでしまったら、田舎の家の物置きに運んで、いずれ家を買ってくれた友人に処分をまかせようと思… [続きを読む]
(67)その後の金魚 2018年09月12日(水) 断捨離狂騒曲 先日、金魚のタオルケットのことを書いた。器に浮かべて庭においていたら、厳寒の日に氷がはりつめて砕けてしまった、二匹の陶器の金魚のことも書いた。 それを書いている間にふらふらと魔がさして、氷で砕けたと同じ、浮き玉の金魚をネ… [続きを読む]
(66)ハイタッチ 2018年09月12日(水) 断捨離狂騒曲 愛するものを失ったとき、人は何となく、そのことにまつわる場所にこだわるものだ。墓参りに行くのも、思い出の場所に訪れるのもそうだろう。 以前、愛猫が猫エイズで弱っていたとき、家の中のどこで死ぬかがぼんやりと気になっていた。… [続きを読む]
(65)どこにでもある花 2018年09月03日(月) 断捨離狂騒曲 行きつけの美容院の美容師さんに、ときどき家の片づけの話をする。最近それしか仕事をしてないから、他に話すこともないのが我ながら嘆かわしい。 田舎の家を売ったことも言ったのだが、あまりにあの家この家といくつも家が登場するので… [続きを読む]