「水の王子」通信(124) 2023年01月17日(火) ミーハー精神 「水の王子 山が」第十八回 【ツクヨミの独白】 男が私たちを連れて行ったのは、小屋というよりかなり大きな建物で、明るく広く、さっぱりとしていて、飾り気のない同じような寝台がずらりと並んでいた。あちこちに食事をする大きな… [続きを読む]
梅の寺に初詣 2023年01月17日(火) 日記 隣町の映画館でやってる「午前十時の映画祭」が、今「キャバレー」を上映してる。一念発起して見に行こうと早起きしたのに、燃えるゴミ出しだの洗濯だの猫のブラシかけなどしていたら出かけるのが遅くなり、九時五十分になってしまった。… [続きを読む]
『大才子・小津久足』感想(11) 2023年01月16日(月) 日記 文庫めぐり そう言えば、一般の方が江戸時代の古い本を手にしてみたい、読んでみたいと思われたとき、どうしたらいいかを、少しお伝えしておかなければ。博物館のガラス越しに見るだけではなく、実際に触れて、ながめるのも悪いものでは… [続きを読む]
そらバイデンはウハウハだろうさ 2023年01月15日(日) 日記 昨夜寝る前にラジオをつけたら、岸田首相が得々として外遊の成果を述べる記者会見をやっていて、ことばのひとつひとつが胸が悪くなって消した。 私が若いころ、第二次大戦を扱った娯楽映画で、ナチスドイツに苦しめられるヨーロッパの民… [続きを読む]
「水の王子」通信(123) 2023年01月15日(日) ミーハー精神 「水の王子 山が」第十七回 【再び都へ】 オオクニヌシはネノクニの都の入口に立って、門のようになっている、積み上げた石をながめていた。 「何見てる?」かたわらからツクヨミが聞く。 「変わってないもんだなあと思って… [続きを読む]
「水の王子」通信(122) 2023年01月15日(日) ミーハー精神 「水の王子 山が」第十六回 【夜の岩山】 「タカヒコネのことだが」岩山の崖の、風よけになるくぼみで、ちろちろと火をたいた上に、射落とした鳥の肉をかざしてあぶりながらツクヨミは聞いた。「王の器じゃなかったのか? なぜ都か… [続きを読む]
「水の王子」通信(121) 2023年01月15日(日) ミーハー精神 「水の王子 山が」第十五回 【空の旅】 「空を飛ぶのって、初めてか?」ツクヨミが聞いた。 「ああ、まあな」オオクニヌシが答える。 「もしかして高いところは苦手なのか」ツクヨミは横目で見ながらくすくす笑った。「さっき… [続きを読む]
「水の王子」通信(120) 2023年01月14日(土) ミーハー精神 「水の王子 山が」第十四回 【ツクヨミの見解】 「あいにくで悪いが、さっぱりわからんとしか答えようがない」ツクヨミは首をふった。「おれもイザナミも、マガツミは皆、ぬるぬるした、ただのごみとしか考えてなかったし、そういう… [続きを読む]
「水の王子」通信(119) 2023年01月14日(土) ミーハー精神 「水の王子 山が」第十三回 【オオクニヌシの疑問】 ツクヨミは台によりかかって、面白そうにオオクニヌシを見た。 「つまりいつでもそうしてあんたは、村に住みつく旅人たちを観察し分析して、それなりの対応を考えてきていたん… [続きを読む]
『大才子・小津久足』感想(10) 2023年01月14日(土) 日記 写本と版本 叔父の板坂元は、江戸時代について書いた本の中で、「本の山を積み上げたら、中世に比べて近世は、写本に対する版本(板本)の山が画期的に圧倒的に増えているのが特徴」と言っていた気がする(多分、「町人文… [続きを読む]
「メタモルフォーゼの縁側」のDVD 2023年01月14日(土) 日記 見ちゃったもんね。 ネットで予告編見たときは、雪さんは、もうちょっと小柄で上品なおばあさん、うららさんはもっとぼっさりもっさりした女子高生であってほしいと思って、つい敬遠してたのだが、映画としては悪くなかった。いいまとめ… [続きを読む]
『大才子・小津久足』感想(9) 2023年01月13日(金) 日記 また前置きが長くてすみません 私だけかも知れないが、この本の第三章と第四章は、それぞれに、かなり歯ごたえというか読みでがあって、それは精力的過ぎる久足のせいか良心的過ぎる菱岡氏のせいか、何しろすごい…とつぶやいて、ばった… [続きを読む]
「水の王子」通信(118) 2023年01月12日(木) ミーハー精神 「水の王子 山が」第十二回 【幼いマガツミ】 「幼いときの記憶を聞いたことがある」オオクニヌシは言った。「あまりぶしつけにマガツミでいたころのことを覚えているかと聞くのもあれだと思ったものだから。小さい時の一番初めの思… [続きを読む]
「水の王子」通信(117) 2023年01月11日(水) ミーハー精神 「水の王子 山が」第十一回 【朝の酒場】 「珍しいお客だな」とびらを開けてのっそり入ってきたオオクニヌシを見て、ツクヨミは眉を上げた。「しかも、いやに早いじゃないか」 「夜はときどき飲みに来てるぞ」オオクニヌシはけだ… [続きを読む]
石垣島 2023年01月11日(水) 日記 わー、二つの連載?に正月早々突入して、泥沼状態になってる内に、そろそろ鏡餅もしめ縄も片づけなくちゃならない日付になっちゃった。 ちょうど暖かいし、明日は節分仕様に切り替えっかな。 ニュースを見たり聞いたりするヒマもなか… [続きを読む]