母と、母の母(11) 2022年06月22日(水) 日記 この便箋は、祖父の医院のものだが、いつもの青い罫線のと異なり緑色で様式も微妙にちがうから、時期が異なるのかもしれない。封筒の日付の「三月」も上部が欠けていて定かではない。 ただ伯父の鐘紡への入社が決まったとあるから、調べ… [続きを読む]
真夜中のサラダ 2022年06月22日(水) 日記 思い起こせば三日ほど前(笑)。雨がふってて水まきはしないでいいとのんびりしてたら、夕食を食べすぎて疲れたのかベッドで服のまま爆睡し、目がさめたらば朝の四時。 寝間着に着替えて歯をみがいて、シンクの食器を洗っていたら、つい… [続きを読む]
「水の王子」通信(3) 2022年06月22日(水) ミーハー精神 「水の王子」の第四部を書き上げたのは一九七八年六月三十日です。掛け値なしに四十四年ぶりの続編ということになります。書きはじめると一気で、ほとんど四月いっぱいのひと月で書いてしまったのですが、その間私は四部までを読み返すこ… [続きを読む]
母と、母の母(10) 2022年06月21日(火) 日記 この手紙もあまり解説はいらない。田舎暮らしを満喫している幸せそうな内容だ。使用人の朝鮮人、金さんとの深い信頼関係もよくわかる。封筒に「八日」とあるのみで年月は不明。宛名の住所もないので、小包に同封した手紙なのだろう。 少… [続きを読む]
母と、母の母(9) 2022年06月21日(火) 日記 最近、私の解説が長すぎるんで、なるべく解説がいらなそうな手紙を選んでます(笑)。 尾平さんという方からは母にいくつか手紙も来ているが、どういうおつきあいだったのか、よくわからない。他の方々についても同じだ。 税務署の調査… [続きを読む]
ぽわんぽわんぽわん 2022年06月21日(火) 日記 このブログで私の庭の花がいっぱいなのを知っている、行きつけのお花屋さんが、私が珍しい花をほしがるたびに「もう花は買わなくても」と毎回とめて下さるのですが、そんな中で「これはおすすめ。開く過程が面白いですよ」とすすめてくだ… [続きを読む]
母と、母の母(8) 2022年06月21日(火) 日記 この封筒には母と叔母の姉妹への手紙がいっしょに入っている。二人から故郷の叔父(弟)に送った小包を、叔父が学校から帰るまで開けないでいた(あたりまえかも知れないが、そこも立派だよね)、その前後に書いたので、続きものになった… [続きを読む]
七夕近づく 2022年06月20日(月) 日記 今日は珍しくまだ明るい内に庭仕事ができたので(単に日が長くなっただけかいな)、かねて気になっていた、家の角の南天の下の茂みの笹薮を、はさみでしこしこ刈り取って、すっきりさせました。ふう。 ここは以前、まっ黒けのヘビさんが… [続きを読む]
母と、母の母(7) 2022年06月19日(日) 日記 祖母のこの手紙の最初に、活水女学院の寄宿舎にいた母が六大学野球好きの弟(私の叔父)板坂元に送った小包のことが出てくる。叔父は「小島」の写真を特に喜んだとある。最初「小鳥」かと思ったが、叔父が小鳥好きだったという話は聞いて… [続きを読む]
買っちゃった 2022年06月18日(土) 日記 ネットで衝動買いしたカエルのポシェット、思ってた以上にパワフルで、さすがの私もびびって使えないでいたのですけど、もともとが、古いワンピースのポケットがないのの、ポケット代わりにしようと買ったので、とうとうベルトに通して使… [続きを読む]
ぼくと、けりぐるみ(カツジ猫) 2022年06月17日(金) 日記 みなさん、こんばんわ きょうは、ものすごくあつかったです。 かいぬしは、なんにちかまえに、とうゆをつかってしまって、 すとーぶを、かたづけたんだけど、 「よかったー、このあつさで、すとーぶとかみたら、 たえられんかった」… [続きを読む]
「水の王子」通信(2) 2022年06月16日(木) ミーハー精神 この前、古いがらくた荷物の中から出てきた、これまた古いハガキが妙に好きで、人に出すのももったいなく、ついとっておいてしまっている。ここで使ってみようっと。 さて、「水の王子」第五部「村に」について語りたいことは山ほどある… [続きを読む]
母と、母の母(6) 2022年06月16日(木) 日記 この祖母の手紙は(3)で紹介した、金山の儲け話が詐欺だとわかったときのものだ。損はしないですんだようだが、(3)と合わせて読んでいただくと面白いだろう。「宇佐屋」というのは今もJRの宇佐駅前にある古くからの旅館で、ご主人… [続きを読む]
犯罪者の言い分 2022年06月15日(水) 日記 茂り始めた庭の木々の刈り込みをしようと思ってた矢先、ヒメエニシダに先を越された。伸びまくった枝の先に黄色い花が咲き出してしまった。その内満開になるんだろう。刈り込みはその後にするしかないけど、枝がぶっとくなってないかと心… [続きを読む]
母と、母の母(5) 2022年06月15日(水) 日記 母が長崎の活水学院の寄宿舎にいたころ、祖母が出した手紙です。順不同で紹介しています。手紙の中で「元」とあるのは国文学者の板坂元。母はよく私に「恋人のように仲がいい姉弟だった」と言っていました。とは言え、布団の中で本を読ん… [続きを読む]