断捨離新世紀(4) 2021年10月12日(火) 断捨離狂騒曲 長靴、がんばる 大昔の商品券 叔母が亡くなった後の荷物を整理していて、頭を悩ませたのが、さまざまなデパートのものすごく昔の商品券の処分だった。祖父母と母が暮らしていた田舎の家にも、これまた地元のデパートの古い商品券がそこ… [続きを読む]
断捨離新世紀(3) 2021年01月20日(水) 断捨離狂騒曲 はじめて聞いた君の声 欠けてもいける 定年前で、まだめちゃくちゃ忙しいころ、会議や授業の合間をぬって、意地でも映画や演劇を観に行っていた。慢性的な睡眠不足だったから、客席で眠ってしまうのが心配で、早めに着いたら駐車場の車… [続きを読む]
断捨離新世紀(2) 2021年01月19日(火) 断捨離狂騒曲 こんにゃく料理 否応なしの自炊生活 コロナ騒ぎで家にいることが多くなり、ジムにもずっと行けていない。せめて体重を少しでも増やさないために、きゅうりやヨーグルト、こんにゃくなどの消化によい料理をせっせと作って食べている。 … [続きを読む]
断捨離新世紀(1) 2021年01月18日(月) 断捨離狂騒曲 はかま クリスマスの買い物 去年の暮れ、クリスマスの時期だったと思う。たしか年賀状の絵に色付けするサインペンを買おうとしていたと思うから。いつもの文具店に入ろうとして、店の外から見たショーウィンドウに並んでいた、アニメな… [続きを読む]
(134)有機的な展開 2020年09月07日(月) 断捨離狂騒曲 風が吹いたら桶屋がもうかる 私だけかもしれないが、その逆に片づけとはすべてそんなものかもしれないが、変に有機的かつ連鎖的に、ものごとが発展して行くものだ。大学時代以来の友人で、私同様わりと大きめの家に一人暮らしをしている… [続きを読む]
(133)三枚の古い皿 2020年09月04日(金) 断捨離狂騒曲 危ない誘惑 ひょんなことから、庭に母猫が持って来た子猫二匹を飼うことになった。 数ヶ月前から、庭にしつこく糞をしに来る野良猫に、私と隣家は悩まされていた。薬をまいたり猫よけグッズをおいても効果はなく、かけた金は多分数万を… [続きを読む]
かくれタイトル 2020年08月04日(火) 断捨離狂騒曲 あいかわらず、タイトルのナンバーが飛んでいますが、これは電子書籍の方に書き下ろしで発表する予定の項目が、間に入っちゃってるからです。すみません。 まだ書いていないものもあり、順不同にもなっていますが、一応、前回の 「11… [続きを読む]
(132)神棚のたぬき 2020年08月04日(火) 断捨離狂騒曲 醤油差しを探して 叔母の残したもの、お気に入りにブランド「イマン」の製品、その他いくつか手元にあるが、どれもいまいちなのが、しょうゆさしだ。どうしてもついだ後に注ぎ口からしょうゆの余りがこぼれるのだ。実は由布院で買ったか… [続きを読む]
ちょっとお断り 2020年04月05日(日) 断捨離狂騒曲 「断捨離狂騒曲」の新作をアップしたのですが、前作の103「白い火鉢」から115と番号が飛んでいるので、「あれ?」と思った方もおられるでしょう。 実はこの間、書庫の本や資料がなくなったいきさつを中心に、非公開で、以下の「断… [続きを読む]
(115)守護神を作る 2020年04月05日(日) 断捨離狂騒曲 恐い本 小野不由美の「十二国記シリーズ」は最初は学生に勧められて読んだ。「いいですよう」とほめちぎりながら、いざその題名をしっかり覚えてなかったので、私は彼女をええかげんなやっちゃと思ってしまって大変悪いことをした。私自… [続きを読む]
(103)白い火鉢 2020年03月02日(月) 断捨離狂騒曲 田舎の家の物置から、古い火鉢を持ってきた。 この物置はもう人に買っていただいた住宅と土地に属していて、持ち主が当分書庫として使っていいと言ってくれたので、本や資料の当面使わないものをおいていた。 ふとしたことで、その一部… [続きを読む]
(102)空白の時代 2019年10月11日(金) 断捨離狂騒曲 いろいろ、無我夢中で生きていたせいか、大学時代や院生時代の記憶が本当に薄い。それなりに深くつきあった人たちも多く、今こうやって年金をもらって無事に生きていける基本となった仕事につながる研究の基礎も作ったし、いろいろがんば… [続きを読む]
(101)シジフォスのカード箱 2019年10月10日(木) 断捨離狂騒曲 シジフォスは、ギリシャ神話に出てくるコリントかどこかの王様で、神々をだました罰として大きな石を山上に運び上げたら、すぐまた転げ落ちて、それを永遠にくり返さねばならない罰を受けている。たしか、ナチスが収容所でこれと同様、石… [続きを読む]
(100)人は変われる 2019年10月09日(水) 断捨離狂騒曲 家に帰ったら、猫が何かを追っかけていた。 庭でカマキリに遭遇してさえ、目をそらして見ないふりをするヘタレ息子なので、何をつかまえようとしているのかと思ったら、茶色の脚の長い蜘蛛だった。若いのか、そういう種類なのか、それほ… [続きを読む]
(99)青いボタン 2019年10月04日(金) 断捨離狂騒曲 【鷗外の詩】 「断捨離狂騒曲」の本をさしあげた大学の先輩が、森鷗外の「扣鈕(ぼたん)」という詩を教えてくれた。教科書にも載る有名な詩らしいが私は知らなかった。軍医として従軍した戦場で、昔ベルリンで買ったボタンを落としてし… [続きを読む]